カリマーの日傘は、ペットボトルよりも小さく、スマホよりも軽い

Photo: 山田卓立

男性の日傘を見ることも多くなったが、正直まだ手を出せない…。

と思っていたが、この猛暑のなか、永遠と日陰を歩いていられる快適さを知ってしまえば、手放せなくなる存在になりそうだ。KARRIMOR(カリマー)の「all weather umbrella(オール ウェザー アンブレラ)」は小さいだけじゃない。アウトドアブランドが手がけただけあって個人的にポイントの高いスペックを備えている。

Photo: 山田卓立

500mlペットボトルよりも小さいけど…

カリマーの「all weather umbrella」は、折りたたんだ状態で16cmと500mlのペットボトルよりも小さい。

正直、普段持ち歩くことを考えると、30cm以下(約A4サイズ)であれば十分バッグに入るのだが、16cmともなるとポケットに収まるサイズで、それでいて175g(※)とスマホよりも軽い。

「夏はTシャツ、パンツにサンダル。もうそれだけ!」と、手ぶらで出かけたいときの限られた収納(ポケット)でもちっとも邪魔にならないというわけだ。

※Dark Charcoalは175g、Sand、Silverは185g

Photo: 山田卓立

とはいえ、ただ小さいだけじゃない。はっ水加工を施した生地は、UVカット率99.9%という高スペック。しかも、遮熱効果も高く、ジリジリ焼ける夏の陽射しのもとでも体感温度をグッと下げてくれる。もちろん晴雨兼用なので、急な夕立でも頼れる存在だ。

意外と重要なのが収納ケース

Photo: 山田卓立KARRIMOR「all weather umbrella」各4,400円(税込)

各ブランドから晴雨兼用の全天候型折りたたみ傘が発売されているが、個人的にポイントが高いのは「収納ケース」だ。

これは雨天の話になるが、カリマー「all weather umbrella」のケースは、水がしみにくい構造になっており、濡れた傘をそのまま入れてもバッグの中身が濡れる心配がない。

傘本体のスペックに目が行きがちだが、筆者は他ブランドの濡れた傘を持ち歩いていたところ、ケースごしにバッグやポケットからポタポタを水が垂れてきたという経験があるので、これはポイントが高い。

男性日傘ユーザーの「ファーストペンギン」はあなただ

Photo: 山田卓立

男性が「日傘」を手にするか否か。市民権を得てきたとはいえ、どうしても周りの目が気になってしまうが、多くの男性が待ち望んでいるのは、あなたの町の最寄り駅まで涼しい顔で通勤する、男性日傘ユーザーの「ファーストペンギン」なのかもしれない。

「駅まで辿り着けば、エアコンの効いた電車が待っているのに…」。そんな、自宅から徒歩10数分のストレスから抜け出すには、誰かがまず始めなければならない。

Photo: 山田卓立

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