訂正 米ミシガン大消費者信頼感、7月速報値61.8 インフレ期待は低下

米ミシガン大学が18日発表した7月の消費者信頼感指数(速報値)は61.8と、6月確報値(60.7)から上昇し、市場予想の61.5を上回った。写真は15日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米ミシガン大学が18日発表した7月の消費者信頼感指数(速報値)は61.8と、6月確報値(60.7)から上昇し、市場予想の61.5を上回った。若干改善したものの、トランプ大統領の再選を受けて上昇した昨年12月の水準を依然として大きく下回っている。

ミシガン大は、トランプ大統領が今月初めに署名し、成立した大規模な減税・歳出法案は、消費者心理の大きな押し上げ要因にはならなかったと指摘した。

1年先の期待インフレ率は4.4%、5年先は3.6%で、ともに前月の5.0%、4.0%から低下。それぞれ、5カ月ぶり、2月以来の低水準となった。

消費者調査ディレクターの ジョアン・スー氏はインフレ期待の低下について、「いずれの数字も2月以来の低水準だが、2024年12月の水準を上回っており、消費者が依然として将来のインフレ上昇に対する大きなリスクを認識していることを示している」と述べた。

さらに「例えば貿易政策が近い将来安定するなど、インフレが悪化する可能性は低いと確信しない限り、消費者が経済に対する信頼感を取り戻す公算は小さいだろう」と述べた。

UMich inflation expectations

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