NY市場サマリー(1日)円上昇、株まちまち・利回り低下

<為替> 円が対ドルで上昇した。経済指標で米国の製造業と労働市場の弱体化が示されたほか、トランプ米大統領の関税措置に対する警戒感が高まる中、ドルよりも安全な資産と見なされる円に買いが入っている。

トランプ大統領は2日、米国より高い関税率を課す国・地域に同水準の関税を課す「相互関税」を発表する予定。トランプ氏が掲げる関税措置で米国の経済も被害を受けるとの見方から安全資産と見なされる円が買われ、円は対ドルで0.37%高の149.41円、対ユーロで0.65%高の161.14円となった。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は104.25と横ばい。

ユーロ/ドルは0.29%安の1.0786ドル。ユーロ圏の経済指標が軟調になっていることで、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測が高まっている。

NY外為市場:

<債券> 国債利回りが低下した。トランプ大統領が2日に発表する予定の相互関税への警戒感が続いているほか、朝方発表された製造業セクターと労働市場の悪化を示唆する指標が材料視された。

トランプ大統領は米東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)にホワイトハウスのローズガーデンで開くイベントで関税計画を発表する見通し。米紙ワシントン・ポストによると、トランプ大統領の側近は、ほぼ全ての国からの輸入品に対し20%程度の関税を課す案を起草した。 もっと見る

終盤の取引で、指標となる10年債利回りは9.1ベーシスポイント(bp)低下し、4.154%。一時3月4日以来の低水準となる4.133%を付ける場面もあった。

30年債利回りは9.9bp低下の4.515%。

米金融・債券市場:

<株式> 主要3指数がまちまちで終了。S&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが上昇する一方、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは下落した。トランプ政権による関税発表を控え、マイナス圏とプラス圏を行き来する展開となった。
電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabが第1・四半期の自動車販売台数発表を2日に控え、3.6%上昇。マグニフィセントセブン(超大型ハイテク7銘柄)の上げを主導した。アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tab、メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabなども1─1.8%上昇した。

一方、ヘルスケア株と航空株は下落し、S&Pを圧迫した。

日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N), opens new tabは7.6%下落し、S&P構成銘柄で最悪のパフォーマンスを記録。ヘルスケアセクター(.SPXHC), opens new tabを1.8%安に押し下げた。

米国株式市場:

<金先物> 連日の最高値更新の後を受けて持ち高調整の売りが台頭し、反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前日比4.30ドル(0.14%)安の1オンス=3146.00ドル。

NY貴金属:

<米原油先物> 景気減速懸念や米高関税政策への警戒感を背景に、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比0.28ドル(0.39%)安の1バレル=71.20ドルだった。6月物は0.21ドル安の70.74ドル。

NYMEXエネルギー:

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