「タフさ、強さ、高さ、巧さ」でブラジル制圧の新星・鈴木淳之介に久保建英も驚嘆…超攻撃的守備“戦術カタール”遂行でメンバー入り猛アピール(Number Web)
その後、一度だけ縦に突破を許す場面もあったが、試合を通して、ほぼ左サイドを制圧した。そんな鈴木淳のプレーぶりに、仲間たちも称賛を口にした。 「いやあ、良かったですね。びっくりしました。佐野(海舟)選手もすごく良かったですけど、今日は途中から鈴木選手がボールを奪ったら歓声が沸くくらい、みんなが気づいていたと思いますし、これからがすごく楽しみな選手なのかなと思います。あそこ(アディショナルタイム)で引いて戻るだけでも、こっちはありがとうって感じなのに、ああやって自分で奪いにいくというのは、彼も試合中に自信をつけて、試合中に成長したということだと思いますし、見ていてすごく頼もしいと、みんなが思っているんじゃないですか」 久保建英は、若きDFの台頭を喜んだ。 「サイドをうまく使われたタイミングで、淳之介は今日、わりと対人で勝ってくれていた。個々の能力で上回らないといけないところもあるし、そういう良いところを見せた選手も多かった」 鎌田大地は、サイド攻撃を何度も食い止めた鈴木淳の個の力を称えた。 一緒に3バックを組んだ谷口彰悟は「今日は本当に僕の両サイドが対人も含めてかなりやってくれて非常に頼もしかった。その2人をしっかりコントロールするのが僕の仕事の一つでしたが、2人は相当ハードワークしてくれたので、かなり救われました」と語り、パラグアイ戦に続きキャプテンマークを巻いた南野拓実は「試合展開的にそうするしかなかったのですが、1点を取ったら、どんどん前に行こうと。それがやれる感覚はみんなにあったと思うし、ディフェンス陣が本当に1対1でしっかり止めてくれていた。淳之介とか、彰悟くんも久しぶりの代表やけど、安定感のあるプレーをしていた」と守備陣の存在が、後半の逆転劇に欠かせなかったと指摘した。