追加利上げの場合、予期せぬ影響の可能性もあり注視=植田日銀総裁
2月21日、日銀の植田和男総裁(写真)は衆院・予算委員会で、0.5%への利上げに伴い、日銀当座預金の超過準備への付利支払いが1兆円強増えると明らかにした。写真は都内で1月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)
[東京 21日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は21日の衆院・予算委員会で、金融政策がもたらす副作用について「今後、金融政策をさらに正常化していく中で追加的に発生してくるものもあるかもしれない」と述べた。「物価見通しがさらに改善していけば、金利をまた引き上げることも視野に入ってくる」ものの、追加利上げした場合には予期しがたい影響が出てくる可能性もあり、注意深く影響をみていきたいと話した。
藤岡隆雄委員(立憲)が異次元緩和の副作用を質問したことに対する答弁。
植田総裁はまた、0.25%から0.5%への利上げに伴い、日銀当座預金の超過準備への付利の支払いが1兆円強増えるとも述べた。
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