【日本ハム】新庄監督に「ああいうことをやっちゃダメ」と言われた日…清宮幸太郎がシーズン総括
日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6日、レギュラーシーズンを総括した。
8年目の今季は22年以来となる1軍でシーズン完走を果たした。チームトップの138試合に出場し、リーグ2位の143安打をマーク。打率2割7分2厘(リーグ9位)、12本塁打(リーグ7位)、65打点(リーグ2位)という成績を残した。この日からCSへ向けてエスコンフィールドで全体練習に参加。ポストシーズンへ向けた思いも語った。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季を振り返って
「やっぱ一番最初に出てくるのは、2位で悔しいなっていうことです」
-自身としてはキャリアハイの数字が並んだ
「大きなケガなく1年間やり通せたのは、よかったかなと思いますけど。まあ全体的な数字としては、確かに打点とかも多かったかもしれないですけど、望んでいた数字ではないので。ホームランも打率も打点ももっと伸ばせたかなと思います」
-最多安打のタイトルまで、あと1本だった。この近づいたタイトルに関してはどう感じていますか
「今日の夢で、実はあともう1試合あったみたいな夢を見ました」
-夢で
「はい。もっと早く言ってよ、みたいなことを言っている夢を見ました(笑い)」
-それぐらい思いがあったということなんでしょうか
「あったんですかね。あったのかもしれないですけど。実際1本差でしたけど、僕があの日追いついてたら、村林さんももう1本くらい打っていたかなと思うんで。まあ、そういうもんですね」
-打点はレイエスに続いてリーグ2位の65打点
「やっぱり得点圏とか燃えますし、やっぱりみんなが作ってくれたチャンスだったり、ファンの皆さんの声援とか期待だったりっていうのが、僕を後押ししてくれたかなと思います」
-3年ぶりにシーズン規定打席にも到達。チームでもトップの138試合に出場。この1年間、出続けたことで見えた景色はあったか
「やっぱり試合に出続けるってすごい大切なことだと思いますし、ケガなくやれてきた証拠だとも思いますし。また、やっぱチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうか、プレーでも背中でも引っ張っていかなきゃいけないなっていうのをあらためて感じました」
-今季で印象に残っている試合など
「(9月13日西武戦で)サヨナラ(勝利を)決めたのは、うれしかったですね」
-負けられない試合で自身2年ぶりのサヨナラ打
「もうあそこで決めなきゃ同点(で引き分け)だったと思いますし、時期も時期だったんで、絶対に勝ちたかったんで、いろんな意味でうれしかったです」
-9月は打率3割2分2厘。優勝争いの中で調子を上げられた要因は
「日々のケアであったり、ケガをしないためにずっとシーズン通して体づくりをやってきた成果でもあるかなとは思うんで。終盤にああやって疲れをためずにできたのも、ほんといつもケアしてくれるトレーナーさんのおかげだったり、そういうのがすごいあると思います」
-去年までの自分を振り返って、成長できた部分は
「いっぱい試合に出たところじゃないですかね、はい。そこだと思います」
-そこからさらに上積みしたいところ、伸ばしたいところはどんなところですか
「やっぱ全部ですね。守備もそうですし、バッティングも。やっと、ちょっと最後に上がってきたんですけど、やっぱシーズンが終わって自分の映像とか振り返りましたけど、やっぱりもっと打っときゃよかったなっていうか。もっと打てたなって思う時がいっぱいあったんで、来年は最初からずっといい状態をキープしたいなっていうのは思います」
-チームについては、去年と比べての違い、成長したところ、どのように感じているか
「ほんと今年は…今年もですけど、やっぱいろんな、選手もみんなずっと出られない、たまに出たりしてる時でも、ちゃんと結果を残したり、アピールしたり。そういうのがすごいあったんで、そのおかげで勝った試合も何試合もありましたし。そういう一瞬のチャンスをものにするみたいな気持ちっていうか姿が、こういう結果につながってるんじゃないかなと思います」
-チームの中で自身が果たした役割というのはどんなところ
「なんすかね…たぶん後半は、やっぱりそういういいところで打つっていうとこだったり、頼りになるバッターになりたいっていう思いでずっとやっていたので。うまくいくことばっかりじゃなかったですけど、前半に比べたらちょっといいところがあったと思います。まあ、そういうとこはよかったかなと思います」
-これからチームを引っ張っていくといったような、そんな思いが出てきたところなどあったか
「やっぱり1回、京セラ(9月6日オリックス戦)で走塁ミスをした時に、ボスに次の日に『お前がああいうことをやっちゃダメだろう』って言われましたし。たぶんボスからしたら、そのリクエストうんぬんというそういう話ではなくて、僕がああいうプレーをしたこと自体が、たぶん引っ張る上でダメなんじゃないかっていうところを僕に伝えたかったと思うんで。やっぱりそういうプレーの部分だったり、当たり前のことをちゃんとやるっていうところを、これからも続けていければいいなと思います」
-CSへ向けて
「いや本当、短期決戦は一瞬の隙とかミスとか、そういうところで相手に流れが行ってしまうところはかなりあると思いますし。ほんと先を見据えて戦うとかあんまできないと思うんで。去年のリベンジしたいって言いたいところですけど、やっぱまず、バファローズめちゃくちゃ強いんで、1戦必勝でやっていくしかないかなと思います」
-オリックスとは今シーズン12勝12敗1分けと対戦成績
「いやもうファンの皆さんの声援を頼りに頑張ります(笑い)」
-自身は対オリックスで言うと打率は3割超え
「へぇ。(好印象は)ないっす。全然、知らなかったです」
-その先には去年悔しい思いをしたソフトバンクが待つ
「もう正直、1戦必勝って感じなんで。まあ、あんま先見たくないなっていうところはあります。でも、去年の経験をしているっていうことはすごい大きいと思うんで。なんて言うんですかね、もし勝ち進んでも、去年とはまた一味違う僕たちになっているんじゃないかなと思います」
-去年、CSファイナルステージに進出を決めた日のヒーローインタビューがすごく印象的だったが、覚えているか
「はい、覚えてます(笑い)」
-やっぱりああいうところにかける思いっていうところが特別なところはあるか
「そうっすね…今度はちゃんと最後まで勝って泣きたいです…ハハハ、みんなと」
-ファンへ向けて
「ほんと今年すごいファンの力を感じたのが、9月に1回京セラで3連敗して、その後にエスコンへ帰ってきた時に普通に勝ったんですけど、やっぱファンの力もすごいなっていうか。僕たちの、なんかスイッチ入り方も全然違いましたし、戦っている感じの高揚感というか、背中を押されている感じをすごく感じたので。ホームのアドバンテージってすごいなと思いましたし、ファンの皆さんの力ってほんとに僕たちを、知らず知らずのうちに高めてくれてるんだなってあらためて思いました」
-そして5日には、新庄監督の来季続投が正式発表。率直にどう感じたか
「ボスも早く優勝しろよって思っていると思うんで(笑い)。ボスが、僕たちを見限らないうちに早く優勝したいです」
-新庄監督と戦ってきたこれまで振り返ってどう感じているか
「僕だけじゃないですけど、ほんとたくさんの経験をみんなさせてもらってここまで来ていると思いますし。その経験させてくれた恩というか、なんていうんすかね、成長したところをみんなで来年はもっともっと見せたいと思います」
-新庄監督に見せたい景色は
「もう優勝しかないです」
-CSへ向けてちょっと期間が空くが、どんな調整で臨むか
「昨日、東京で、いつも行っているとこで治療とかして。結構がっつりほぐしてというか、なんていうんすかね、張りとかもちょっといったん落として、もう1回ちゃんと1週間後にピークを持ってこれるようにっていう調整はちょっとしました」
-昨年は悔しい思いをしたCSファイナルステージの経験を生かせそうか
「う~ん、なんすかね…でもなんか去年の雰囲気だったり、あとは去年やられているっていう思いだったり、そういうところがあると思うんで。やっぱあのペイペイドームの、ちょっと圧倒される感じっていうか、そういうとこにはちょっと慣れてるんじゃないかなとは思います」
-今季の打撃は去年までと比べてセンター方向とかレフト方向へのヒット性の当たりが多くなっていると思うが、そのあたりの要因は
「今年の最初とかも全然あんまちょっと良くなくて。で、最後の方からはちょっとセンター返しをバッティング練習から意識するような感じでちょっと上がってきたんで。その練習の意識が、その打球方向にちょっと現れてるんじゃないかなとは思います」
-これまでも、例えばシーズン中のどこかのタイミングでセンターを意識してみたいなものってのはあった中での今年だった
「札幌ドームの最後の年とかは結構ずっとセンターに低いライナーみたいなのを意識していて。でも、なんかそれがだんだん合わなくなってきたんで、変えていたんですけど。たぶん、ちょっとそろそろそういう時期なのかなみたいな、そういう体の時期なのかなみたいな思ったんで、ちょっと戻してみようと思って。センターにライナーっていうイメージでやってました」
-例えば打線にはレイエスら厚い選手層の中で、つないでいく意識
「いや、そういう感じじゃないですね。自分のためです」
-その前は、センター返しではなく、どこへの意識だったのか
「いやまあ、ホームランというか。引っ張って、いい打球を打とうとかっていう風に思っていました」
-ちょっとホームランも少ないということもさっきおっしゃっていたが、その辺はやっぱ自分としては物足りない感じ
「いや、ありますね、やっぱ、なんかちょっと最初の方とかもずれていたんで。率も残んないし、そりゃそうだなって感じで。率も残れば、ホームランも勝手に増えるってイメージなんで。でも今年、(西武の)今井さんから逆方向へ打ったりとかしたのは、すごい自信になったっていうか、あんなの打てるんだって思ったんで。いいところもあったかなと思います」
-10月4日ロッテ戦の最終打席で打った左中間へのヒットも「集大成だ」みたいに言っていたが、あれもやっぱ手応えがあった
「そうですね。前半にはないようなヒットだったし、ああいう打球を打てたのはよかったです」
-ちょっと成長したなみたいな、その要因の1つでもあったか
「成長っていうか、今年の僕の形かなって感じですかね。たぶん年によって、いろいろあると思うんで」
-理想としてはやっぱりバックスクリーンなり左中間なり、左方向にも放り込めるように
「そうですね。もっと楽になるかなとは思いますし、ホームランも増えるかなとは思います」
-形としては、これまでライト方向を意識していたのものが、左の方にもっていう考えにだんだんだんだん自分の中でもなってきている
「まあ、その時の自分の体次第っていうか。引っ張って長打が出る時期もこれから来ると思うし、今みたいな時期もあると思うし。その時に合わせて、いいものを探せればなと思います」
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日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6日、レギュラーシーズンを総括した。
8年目の今季は22年以来となる1軍でシーズン完走を果たした。チームトップの138試合に出場し、リーグ2位の143安打をマーク。打率2割7分2厘(リーグ9位)、12本塁打(リーグ7位)、65打点(リーグ2位)という成績を残した。この日からCSへ向けてエスコンフィールドで全体練習に参加。ポストシーズンへ向けた思いも語った。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季を振り返って
「やっぱ一番最初に出てくるのは、2位で悔しいなっていうことです」
-自身としてはキャリアハイの数字が並んだ
「大きなケガなく1年間やり通せたのは、よかったかなと思いますけど。まあ全体的な数字としては、確かに打点とかも多かったかもしれないですけど、望んでいた数字ではないので。ホームランも打率も打点ももっと伸ばせたかなと思います」
-最多安打のタイトルまで、あと1本だった。この近づいたタイトルに関してはどう感じていますか
「今日の夢で、実はあともう1試合あったみたいな夢を見ました」
-夢で
「はい。もっと早く言ってよ、みたいなことを言っている夢を見ました(笑い)」
-それぐらい思いがあったということなんでしょうか
「あったんですかね。あったのかもしれないですけど。実際1本差でしたけど、僕があの日追いついてたら、村林さんももう1本くらい打っていたかなと思うんで。まあ、そういうもんですね」
-打点はレイエスに続いてリーグ2位の65打点
「やっぱり得点圏とか燃えますし、やっぱりみんなが作ってくれたチャンスだったり、ファンの皆さんの声援とか期待だったりっていうのが、僕を後押ししてくれたかなと思います」
-3年ぶりにシーズン規定打席にも到達。チームでもトップの138試合に出場。この1年間、出続けたことで見えた景色はあったか
「やっぱり試合に出続けるってすごい大切なことだと思いますし、ケガなくやれてきた証拠だとも思いますし。また、やっぱチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうか、プレーでも背中でも引っ張っていかなきゃいけないなっていうのをあらためて感じました」
-今季で印象に残っている試合など
「(9月13日西武戦で)サヨナラ(勝利を)決めたのは、うれしかったですね」
-負けられない試合で自身2年ぶりのサヨナラ打
「もうあそこで決めなきゃ同点(で引き分け)だったと思いますし、時期も時期だったんで、絶対に勝ちたかったんで、いろんな意味でうれしかったです」
-9月は打率3割2分2厘。優勝争いの中で調子を上げられた要因は
「日々のケアであったり、ケガをしないためにずっとシーズン通して体づくりをやってきた成果でもあるかなとは思うんで。終盤にああやって疲れをためずにできたのも、ほんといつもケアしてくれるトレーナーさんのおかげだったり、そういうのがすごいあると思います」
-去年までの自分を振り返って、成長できた部分は
「いっぱい試合に出たところじゃないですかね、はい。そこだと思います」
-そこからさらに上積みしたいところ、伸ばしたいところはどんなところですか
「やっぱ全部ですね。守備もそうですし、バッティングも。やっと、ちょっと最後に上がってきたんですけど、やっぱシーズンが終わって自分の映像とか振り返りましたけど、やっぱりもっと打っときゃよかったなっていうか。もっと打てたなって思う時がいっぱいあったんで、来年は最初からずっといい状態をキープしたいなっていうのは思います」
-チームについては、去年と比べての違い、成長したところ、どのように感じているか
「ほんと今年は…今年もですけど、やっぱいろんな、選手もみんなずっと出られない、たまに出たりしてる時でも、ちゃんと結果を残したり、アピールしたり。そういうのがすごいあったんで、そのおかげで勝った試合も何試合もありましたし。そういう一瞬のチャンスをものにするみたいな気持ちっていうか姿が、こういう結果につながってるんじゃないかなと思います」
-チームの中で自身が果たした役割というのはどんなところ
「なんすかね…たぶん後半は、やっぱりそういういいところで打つっていうとこだったり、頼りになるバッターになりたいっていう思いでずっとやっていたので。うまくいくことばっかりじゃなかったですけど、前半に比べたらちょっといいところがあったと思います。まあ、そういうとこはよかったかなと思います」
-これからチームを引っ張っていくといったような、そんな思いが出てきたところなどあったか
「やっぱり1回、京セラ(9月6日オリックス戦)で走塁ミスをした時に、ボスに次の日に『お前がああいうことをやっちゃダメだろう』って言われましたし。たぶんボスからしたら、そのリクエストうんぬんというそういう話ではなくて、僕がああいうプレーをしたこと自体が、たぶん引っ張る上でダメなんじゃないかっていうところを僕に伝えたかったと思うんで。やっぱりそういうプレーの部分だったり、当たり前のことをちゃんとやるっていうところを、これからも続けていければいいなと思います」
-CSへ向けて
「いや本当、短期決戦は一瞬の隙とかミスとか、そういうところで相手に流れが行ってしまうところはかなりあると思いますし。ほんと先を見据えて戦うとかあんまできないと思うんで。去年のリベンジしたいって言いたいところですけど、やっぱまず、バファローズめちゃくちゃ強いんで、1戦必勝でやっていくしかないかなと思います」
-オリックスとは今シーズン12勝12敗1分けと対戦成績
「いやもうファンの皆さんの声援を頼りに頑張ります(笑い)」
-自身は対オリックスで言うと打率は3割超え
「へぇ。(好印象は)ないっす。全然、知らなかったです」
-その先には去年悔しい思いをしたソフトバンクが待つ
「もう正直、1戦必勝って感じなんで。まあ、あんま先見たくないなっていうところはあります。でも、去年の経験をしているっていうことはすごい大きいと思うんで。なんて言うんですかね、もし勝ち進んでも、去年とはまた一味違う僕たちになっているんじゃないかなと思います」
-去年、CSファイナルステージに進出を決めた日のヒーローインタビューがすごく印象的だったが、覚えているか
「はい、覚えてます(笑い)」
-やっぱりああいうところにかける思いっていうところが特別なところはあるか
「そうっすね…今度はちゃんと最後まで勝って泣きたいです…ハハハ、みんなと」
-ファンへ向けて
「ほんと今年すごいファンの力を感じたのが、9月に1回京セラで3連敗して、その後にエスコンへ帰ってきた時に普通に勝ったんですけど、やっぱファンの力もすごいなっていうか。僕たちの、なんかスイッチ入り方も全然違いましたし、戦っている感じの高揚感というか、背中を押されている感じをすごく感じたので。ホームのアドバンテージってすごいなと思いましたし、ファンの皆さんの力ってほんとに僕たちを、知らず知らずのうちに高めてくれてるんだなってあらためて思いました」
-そして5日には、新庄監督の来季続投が正式発表。率直にどう感じたか
「ボスも早く優勝しろよって思っていると思うんで(笑い)。ボスが、僕たちを見限らないうちに早く優勝したいです」
-新庄監督と戦ってきたこれまで振り返ってどう感じているか
「僕だけじゃないですけど、ほんとたくさんの経験をみんなさせてもらってここまで来ていると思いますし。その経験させてくれた恩というか、なんていうんすかね、成長したところをみんなで来年はもっともっと見せたいと思います」
-新庄監督に見せたい景色は
「もう優勝しかないです」
-CSへ向けてちょっと期間が空くが、どんな調整で臨むか
「昨日、東京で、いつも行っているとこで治療とかして。結構がっつりほぐしてというか、なんていうんすかね、張りとかもちょっといったん落として、もう1回ちゃんと1週間後にピークを持ってこれるようにっていう調整はちょっとしました」
-昨年は悔しい思いをしたCSファイナルステージの経験を生かせそうか
「う~ん、なんすかね…でもなんか去年の雰囲気だったり、あとは去年やられているっていう思いだったり、そういうところがあると思うんで。やっぱあのペイペイドームの、ちょっと圧倒される感じっていうか、そういうとこにはちょっと慣れてるんじゃないかなとは思います」
-今季の打撃は去年までと比べてセンター方向とかレフト方向へのヒット性の当たりが多くなっていると思うが、そのあたりの要因は
「今年の最初とかも全然あんまちょっと良くなくて。で、最後の方からはちょっとセンター返しをバッティング練習から意識するような感じでちょっと上がってきたんで。その練習の意識が、その打球方向にちょっと現れてるんじゃないかなとは思います」
-これまでも、例えばシーズン中のどこかのタイミングでセンターを意識してみたいなものってのはあった中での今年だった
「札幌ドームの最後の年とかは結構ずっとセンターに低いライナーみたいなのを意識していて。でも、なんかそれがだんだん合わなくなってきたんで、変えていたんですけど。たぶん、ちょっとそろそろそういう時期なのかなみたいな、そういう体の時期なのかなみたいな思ったんで、ちょっと戻してみようと思って。センターにライナーっていうイメージでやってました」
-例えば打線にはレイエスら厚い選手層の中で、つないでいく意識
「いや、そういう感じじゃないですね。自分のためです」
-その前は、センター返しではなく、どこへの意識だったのか
「いやまあ、ホームランというか。引っ張って、いい打球を打とうとかっていう風に思っていました」
-ちょっとホームランも少ないということもさっきおっしゃっていたが、その辺はやっぱ自分としては物足りない感じ
「いや、ありますね、やっぱ、なんかちょっと最初の方とかもずれていたんで。率も残んないし、そりゃそうだなって感じで。率も残れば、ホームランも勝手に増えるってイメージなんで。でも今年、(西武の)今井さんから逆方向へ打ったりとかしたのは、すごい自信になったっていうか、あんなの打てるんだって思ったんで。いいところもあったかなと思います」
-10月4日ロッテ戦の最終打席で打った左中間へのヒットも「集大成だ」みたいに言っていたが、あれもやっぱ手応えがあった
「そうですね。前半にはないようなヒットだったし、ああいう打球を打てたのはよかったです」
-ちょっと成長したなみたいな、その要因の1つでもあったか
「成長っていうか、今年の僕の形かなって感じですかね。たぶん年によって、いろいろあると思うんで」
-理想としてはやっぱりバックスクリーンなり左中間なり、左方向にも放り込めるように
「そうですね。もっと楽になるかなとは思いますし、ホームランも増えるかなとは思います」
-形としては、これまでライト方向を意識していたのものが、左の方にもっていう考えにだんだんだんだん自分の中でもなってきている
「まあ、その時の自分の体次第っていうか。引っ張って長打が出る時期もこれから来ると思うし、今みたいな時期もあると思うし。その時に合わせて、いいものを探せればなと思います」
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日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6日、レギュラーシーズンを総括した。
8年目の今季は22年以来となる1軍でシーズン完走を果たした。チームトップの138試合に出場し、リーグ2位の143安打をマーク。打率2割7分2厘(リーグ9位)、12本塁打(リーグ7位)、65打点(リーグ2位)という成績を残した。この日からCSへ向けてエスコンフィールドで全体練習に参加。ポストシーズンへ向けた思いも語った。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季を振り返って
「やっぱ一番最初に出てくるのは、2位で悔しいなっていうことです」
-自身としてはキャリアハイの数字が並んだ
「大きなケガなく1年間やり通せたのは、よかったかなと思いますけど。まあ全体的な数字としては、確かに打点とかも多かったかもしれないですけど、望んでいた数字ではないので。ホームランも打率も打点ももっと伸ばせたかなと思います」
-最多安打のタイトルまで、あと1本だった。この近づいたタイトルに関してはどう感じていますか
「今日の夢で、実はあともう1試合あったみたいな夢を見ました」
-夢で
「はい。もっと早く言ってよ、みたいなことを言っている夢を見ました(笑い)」
-それぐらい思いがあったということなんでしょうか
「あったんですかね。あったのかもしれないですけど。実際1本差でしたけど、僕があの日追いついてたら、村林さんももう1本くらい打っていたかなと思うんで。まあ、そういうもんですね」
-打点はレイエスに続いてリーグ2位の65打点
「やっぱり得点圏とか燃えますし、やっぱりみんなが作ってくれたチャンスだったり、ファンの皆さんの声援とか期待だったりっていうのが、僕を後押ししてくれたかなと思います」
-3年ぶりにシーズン規定打席にも到達。チームでもトップの138試合に出場。この1年間、出続けたことで見えた景色はあったか
「やっぱり試合に出続けるってすごい大切なことだと思いますし、ケガなくやれてきた証拠だとも思いますし。また、やっぱチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうか、プレーでも背中でも引っ張っていかなきゃいけないなっていうのをあらためて感じました」
-今季で印象に残っている試合など
「(9月13日西武戦で)サヨナラ(勝利を)決めたのは、うれしかったですね」
-負けられない試合で自身2年ぶりのサヨナラ打
「もうあそこで決めなきゃ同点(で引き分け)だったと思いますし、時期も時期だったんで、絶対に勝ちたかったんで、いろんな意味でうれしかったです」
-9月は打率3割2分2厘。優勝争いの中で調子を上げられた要因は
「日々のケアであったり、ケガをしないためにずっとシーズン通して体づくりをやってきた成果でもあるかなとは思うんで。終盤にああやって疲れをためずにできたのも、ほんといつもケアしてくれるトレーナーさんのおかげだったり、そういうのがすごいあると思います」
-去年までの自分を振り返って、成長できた部分は
「いっぱい試合に出たところじゃないですかね、はい。そこだと思います」
-そこからさらに上積みしたいところ、伸ばしたいところはどんなところですか
「やっぱ全部ですね。守備もそうですし、バッティングも。やっと、ちょっと最後に上がってきたんですけど、やっぱシーズンが終わって自分の映像とか振り返りましたけど、やっぱりもっと打っときゃよかったなっていうか。もっと打てたなって思う時がいっぱいあったんで、来年は最初からずっといい状態をキープしたいなっていうのは思います」
-チームについては、去年と比べての違い、成長したところ、どのように感じているか
「ほんと今年は…今年もですけど、やっぱいろんな、選手もみんなずっと出られない、たまに出たりしてる時でも、ちゃんと結果を残したり、アピールしたり。そういうのがすごいあったんで、そのおかげで勝った試合も何試合もありましたし。そういう一瞬のチャンスをものにするみたいな気持ちっていうか姿が、こういう結果につながってるんじゃないかなと思います」
-チームの中で自身が果たした役割というのはどんなところ
「なんすかね…たぶん後半は、やっぱりそういういいところで打つっていうとこだったり、頼りになるバッターになりたいっていう思いでずっとやっていたので。うまくいくことばっかりじゃなかったですけど、前半に比べたらちょっといいところがあったと思います。まあ、そういうとこはよかったかなと思います」
-これからチームを引っ張っていくといったような、そんな思いが出てきたところなどあったか
「やっぱり1回、京セラ(9月6日オリックス戦)で走塁ミスをした時に、ボスに次の日に『お前がああいうことをやっちゃダメだろう』って言われましたし。たぶんボスからしたら、そのリクエストうんぬんというそういう話ではなくて、僕がああいうプレーをしたこと自体が、たぶん引っ張る上でダメなんじゃないかっていうところを僕に伝えたかったと思うんで。やっぱりそういうプレーの部分だったり、当たり前のことをちゃんとやるっていうところを、これからも続けていければいいなと思います」
-CSへ向けて
「いや本当、短期決戦は一瞬の隙とかミスとか、そういうところで相手に流れが行ってしまうところはかなりあると思いますし。ほんと先を見据えて戦うとかあんまできないと思うんで。去年のリベンジしたいって言いたいところですけど、やっぱまず、バファローズめちゃくちゃ強いんで、1戦必勝でやっていくしかないかなと思います」
-オリックスとは今シーズン12勝12敗1分けと対戦成績
「いやもうファンの皆さんの声援を頼りに頑張ります(笑い)」
-自身は対オリックスで言うと打率は3割超え
「へぇ。(好印象は)ないっす。全然、知らなかったです」
-その先には去年悔しい思いをしたソフトバンクが待つ
「もう正直、1戦必勝って感じなんで。まあ、あんま先見たくないなっていうところはあります。でも、去年の経験をしているっていうことはすごい大きいと思うんで。なんて言うんですかね、もし勝ち進んでも、去年とはまた一味違う僕たちになっているんじゃないかなと思います」
-去年、CSファイナルステージに進出を決めた日のヒーローインタビューがすごく印象的だったが、覚えているか
「はい、覚えてます(笑い)」
-やっぱりああいうところにかける思いっていうところが特別なところはあるか
「そうっすね…今度はちゃんと最後まで勝って泣きたいです…ハハハ、みんなと」
-ファンへ向けて
「ほんと今年すごいファンの力を感じたのが、9月に1回京セラで3連敗して、その後にエスコンへ帰ってきた時に普通に勝ったんですけど、やっぱファンの力もすごいなっていうか。僕たちの、なんかスイッチ入り方も全然違いましたし、戦っている感じの高揚感というか、背中を押されている感じをすごく感じたので。ホームのアドバンテージってすごいなと思いましたし、ファンの皆さんの力ってほんとに僕たちを、知らず知らずのうちに高めてくれてるんだなってあらためて思いました」
-そして5日には、新庄監督の来季続投が正式発表。率直にどう感じたか
「ボスも早く優勝しろよって思っていると思うんで(笑い)。ボスが、僕たちを見限らないうちに早く優勝したいです」
-新庄監督と戦ってきたこれまで振り返ってどう感じているか
「僕だけじゃないですけど、ほんとたくさんの経験をみんなさせてもらってここまで来ていると思いますし。その経験させてくれた恩というか、なんていうんすかね、成長したところをみんなで来年はもっともっと見せたいと思います」
-新庄監督に見せたい景色は
「もう優勝しかないです」
-CSへ向けてちょっと期間が空くが、どんな調整で臨むか
「昨日、東京で、いつも行っているとこで治療とかして。結構がっつりほぐしてというか、なんていうんすかね、張りとかもちょっといったん落として、もう1回ちゃんと1週間後にピークを持ってこれるようにっていう調整はちょっとしました」
-昨年は悔しい思いをしたCSファイナルステージの経験を生かせそうか
「う~ん、なんすかね…でもなんか去年の雰囲気だったり、あとは去年やられているっていう思いだったり、そういうところがあると思うんで。やっぱあのペイペイドームの、ちょっと圧倒される感じっていうか、そういうとこにはちょっと慣れてるんじゃないかなとは思います」
-今季の打撃は去年までと比べてセンター方向とかレフト方向へのヒット性の当たりが多くなっていると思うが、そのあたりの要因は
「今年の最初とかも全然あんまちょっと良くなくて。で、最後の方からはちょっとセンター返しをバッティング練習から意識するような感じでちょっと上がってきたんで。その練習の意識が、その打球方向にちょっと現れてるんじゃないかなとは思います」
-これまでも、例えばシーズン中のどこかのタイミングでセンターを意識してみたいなものってのはあった中での今年だった
「札幌ドームの最後の年とかは結構ずっとセンターに低いライナーみたいなのを意識していて。でも、なんかそれがだんだん合わなくなってきたんで、変えていたんですけど。たぶん、ちょっとそろそろそういう時期なのかなみたいな、そういう体の時期なのかなみたいな思ったんで、ちょっと戻してみようと思って。センターにライナーっていうイメージでやってました」
-例えば打線にはレイエスら厚い選手層の中で、つないでいく意識
「いや、そういう感じじゃないですね。自分のためです」
-その前は、センター返しではなく、どこへの意識だったのか
「いやまあ、ホームランというか。引っ張って、いい打球を打とうとかっていう風に思っていました」
-ちょっとホームランも少ないということもさっきおっしゃっていたが、その辺はやっぱ自分としては物足りない感じ
「いや、ありますね、やっぱ、なんかちょっと最初の方とかもずれていたんで。率も残んないし、そりゃそうだなって感じで。率も残れば、ホームランも勝手に増えるってイメージなんで。でも今年、(西武の)今井さんから逆方向へ打ったりとかしたのは、すごい自信になったっていうか、あんなの打てるんだって思ったんで。いいところもあったかなと思います」
-10月4日ロッテ戦の最終打席で打った左中間へのヒットも「集大成だ」みたいに言っていたが、あれもやっぱ手応えがあった
「そうですね。前半にはないようなヒットだったし、ああいう打球を打てたのはよかったです」
-ちょっと成長したなみたいな、その要因の1つでもあったか
「成長っていうか、今年の僕の形かなって感じですかね。たぶん年によって、いろいろあると思うんで」
-理想としてはやっぱりバックスクリーンなり左中間なり、左方向にも放り込めるように
「そうですね。もっと楽になるかなとは思いますし、ホームランも増えるかなとは思います」
-形としては、これまでライト方向を意識していたのものが、左の方にもっていう考えにだんだんだんだん自分の中でもなってきている
「まあ、その時の自分の体次第っていうか。引っ張って長打が出る時期もこれから来ると思うし、今みたいな時期もあると思うし。その時に合わせて、いいものを探せればなと思います」
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日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6日、レギュラーシーズンを総括した。
8年目の今季は22年以来となる1軍でシーズン完走を果たした。チームトップの138試合に出場し、リーグ2位の143安打をマーク。打率2割7分2厘(リーグ9位)、12本塁打(リーグ7位)、65打点(リーグ2位)という成績を残した。この日からCSへ向けてエスコンフィールドで全体練習に参加。ポストシーズンへ向けた思いも語った。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季を振り返って
「やっぱ一番最初に出てくるのは、2位で悔しいなっていうことです」
-自身としてはキャリアハイの数字が並んだ
「大きなケガなく1年間やり通せたのは、よかったかなと思いますけど。まあ全体的な数字としては、確かに打点とかも多かったかもしれないですけど、望んでいた数字ではないので。ホームランも打率も打点ももっと伸ばせたかなと思います」
-最多安打のタイトルまで、あと1本だった。この近づいたタイトルに関してはどう感じていますか
「今日の夢で、実はあともう1試合あったみたいな夢を見ました」
-夢で
「はい。もっと早く言ってよ、みたいなことを言っている夢を見ました(笑い)」
-それぐらい思いがあったということなんでしょうか
「あったんですかね。あったのかもしれないですけど。実際1本差でしたけど、僕があの日追いついてたら、村林さんももう1本くらい打っていたかなと思うんで。まあ、そういうもんですね」
-打点はレイエスに続いてリーグ2位の65打点
「やっぱり得点圏とか燃えますし、やっぱりみんなが作ってくれたチャンスだったり、ファンの皆さんの声援とか期待だったりっていうのが、僕を後押ししてくれたかなと思います」
-3年ぶりにシーズン規定打席にも到達。チームでもトップの138試合に出場。この1年間、出続けたことで見えた景色はあったか
「やっぱり試合に出続けるってすごい大切なことだと思いますし、ケガなくやれてきた証拠だとも思いますし。また、やっぱチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうか、プレーでも背中でも引っ張っていかなきゃいけないなっていうのをあらためて感じました」
-今季で印象に残っている試合など
「(9月13日西武戦で)サヨナラ(勝利を)決めたのは、うれしかったですね」
-負けられない試合で自身2年ぶりのサヨナラ打
「もうあそこで決めなきゃ同点(で引き分け)だったと思いますし、時期も時期だったんで、絶対に勝ちたかったんで、いろんな意味でうれしかったです」
-9月は打率3割2分2厘。優勝争いの中で調子を上げられた要因は
「日々のケアであったり、ケガをしないためにずっとシーズン通して体づくりをやってきた成果でもあるかなとは思うんで。終盤にああやって疲れをためずにできたのも、ほんといつもケアしてくれるトレーナーさんのおかげだったり、そういうのがすごいあると思います」
-去年までの自分を振り返って、成長できた部分は
「いっぱい試合に出たところじゃないですかね、はい。そこだと思います」
-そこからさらに上積みしたいところ、伸ばしたいところはどんなところですか
「やっぱ全部ですね。守備もそうですし、バッティングも。やっと、ちょっと最後に上がってきたんですけど、やっぱシーズンが終わって自分の映像とか振り返りましたけど、やっぱりもっと打っときゃよかったなっていうか。もっと打てたなって思う時がいっぱいあったんで、来年は最初からずっといい状態をキープしたいなっていうのは思います」
-チームについては、去年と比べての違い、成長したところ、どのように感じているか
「ほんと今年は…今年もですけど、やっぱいろんな、選手もみんなずっと出られない、たまに出たりしてる時でも、ちゃんと結果を残したり、アピールしたり。そういうのがすごいあったんで、そのおかげで勝った試合も何試合もありましたし。そういう一瞬のチャンスをものにするみたいな気持ちっていうか姿が、こういう結果につながってるんじゃないかなと思います」
-チームの中で自身が果たした役割というのはどんなところ
「なんすかね…たぶん後半は、やっぱりそういういいところで打つっていうとこだったり、頼りになるバッターになりたいっていう思いでずっとやっていたので。うまくいくことばっかりじゃなかったですけど、前半に比べたらちょっといいところがあったと思います。まあ、そういうとこはよかったかなと思います」
-これからチームを引っ張っていくといったような、そんな思いが出てきたところなどあったか
「やっぱり1回、京セラ(9月6日オリックス戦)で走塁ミスをした時に、ボスに次の日に『お前がああいうことをやっちゃダメだろう』って言われましたし。たぶんボスからしたら、そのリクエストうんぬんというそういう話ではなくて、僕がああいうプレーをしたこと自体が、たぶん引っ張る上でダメなんじゃないかっていうところを僕に伝えたかったと思うんで。やっぱりそういうプレーの部分だったり、当たり前のことをちゃんとやるっていうところを、これからも続けていければいいなと思います」
-CSへ向けて
「いや本当、短期決戦は一瞬の隙とかミスとか、そういうところで相手に流れが行ってしまうところはかなりあると思いますし。ほんと先を見据えて戦うとかあんまできないと思うんで。去年のリベンジしたいって言いたいところですけど、やっぱまず、バファローズめちゃくちゃ強いんで、1戦必勝でやっていくしかないかなと思います」
-オリックスとは今シーズン12勝12敗1分けと対戦成績
「いやもうファンの皆さんの声援を頼りに頑張ります(笑い)」
-自身は対オリックスで言うと打率は3割超え
「へぇ。(好印象は)ないっす。全然、知らなかったです」
-その先には去年悔しい思いをしたソフトバンクが待つ
「もう正直、1戦必勝って感じなんで。まあ、あんま先見たくないなっていうところはあります。でも、去年の経験をしているっていうことはすごい大きいと思うんで。なんて言うんですかね、もし勝ち進んでも、去年とはまた一味違う僕たちになっているんじゃないかなと思います」
-去年、CSファイナルステージに進出を決めた日のヒーローインタビューがすごく印象的だったが、覚えているか
「はい、覚えてます(笑い)」
-やっぱりああいうところにかける思いっていうところが特別なところはあるか
「そうっすね…今度はちゃんと最後まで勝って泣きたいです…ハハハ、みんなと」
-ファンへ向けて
「ほんと今年すごいファンの力を感じたのが、9月に1回京セラで3連敗して、その後にエスコンへ帰ってきた時に普通に勝ったんですけど、やっぱファンの力もすごいなっていうか。僕たちの、なんかスイッチ入り方も全然違いましたし、戦っている感じの高揚感というか、背中を押されている感じをすごく感じたので。ホームのアドバンテージってすごいなと思いましたし、ファンの皆さんの力ってほんとに僕たちを、知らず知らずのうちに高めてくれてるんだなってあらためて思いました」
-そして5日には、新庄監督の来季続投が正式発表。率直にどう感じたか
「ボスも早く優勝しろよって思っていると思うんで(笑い)。ボスが、僕たちを見限らないうちに早く優勝したいです」
-新庄監督と戦ってきたこれまで振り返ってどう感じているか
「僕だけじゃないですけど、ほんとたくさんの経験をみんなさせてもらってここまで来ていると思いますし。その経験させてくれた恩というか、なんていうんすかね、成長したところをみんなで来年はもっともっと見せたいと思います」
-新庄監督に見せたい景色は
「もう優勝しかないです」
-CSへ向けてちょっと期間が空くが、どんな調整で臨むか
「昨日、東京で、いつも行っているとこで治療とかして。結構がっつりほぐしてというか、なんていうんすかね、張りとかもちょっといったん落として、もう1回ちゃんと1週間後にピークを持ってこれるようにっていう調整はちょっとしました」
-昨年は悔しい思いをしたCSファイナルステージの経験を生かせそうか
「う~ん、なんすかね…でもなんか去年の雰囲気だったり、あとは去年やられているっていう思いだったり、そういうところがあると思うんで。やっぱあのペイペイドームの、ちょっと圧倒される感じっていうか、そういうとこにはちょっと慣れてるんじゃないかなとは思います」
-今季の打撃は去年までと比べてセンター方向とかレフト方向へのヒット性の当たりが多くなっていると思うが、そのあたりの要因は
「今年の最初とかも全然あんまちょっと良くなくて。で、最後の方からはちょっとセンター返しをバッティング練習から意識するような感じでちょっと上がってきたんで。その練習の意識が、その打球方向にちょっと現れてるんじゃないかなとは思います」
-これまでも、例えばシーズン中のどこかのタイミングでセンターを意識してみたいなものってのはあった中での今年だった
「札幌ドームの最後の年とかは結構ずっとセンターに低いライナーみたいなのを意識していて。でも、なんかそれがだんだん合わなくなってきたんで、変えていたんですけど。たぶん、ちょっとそろそろそういう時期なのかなみたいな、そういう体の時期なのかなみたいな思ったんで、ちょっと戻してみようと思って。センターにライナーっていうイメージでやってました」
-例えば打線にはレイエスら厚い選手層の中で、つないでいく意識
「いや、そういう感じじゃないですね。自分のためです」
-その前は、センター返しではなく、どこへの意識だったのか
「いやまあ、ホームランというか。引っ張って、いい打球を打とうとかっていう風に思っていました」
-ちょっとホームランも少ないということもさっきおっしゃっていたが、その辺はやっぱ自分としては物足りない感じ
「いや、ありますね、やっぱ、なんかちょっと最初の方とかもずれていたんで。率も残んないし、そりゃそうだなって感じで。率も残れば、ホームランも勝手に増えるってイメージなんで。でも今年、(西武の)今井さんから逆方向へ打ったりとかしたのは、すごい自信になったっていうか、あんなの打てるんだって思ったんで。いいところもあったかなと思います」
-10月4日ロッテ戦の最終打席で打った左中間へのヒットも「集大成だ」みたいに言っていたが、あれもやっぱ手応えがあった
「そうですね。前半にはないようなヒットだったし、ああいう打球を打てたのはよかったです」
-ちょっと成長したなみたいな、その要因の1つでもあったか
「成長っていうか、今年の僕の形かなって感じですかね。たぶん年によって、いろいろあると思うんで」
-理想としてはやっぱりバックスクリーンなり左中間なり、左方向にも放り込めるように
「そうですね。もっと楽になるかなとは思いますし、ホームランも増えるかなとは思います」
-形としては、これまでライト方向を意識していたのものが、左の方にもっていう考えにだんだんだんだん自分の中でもなってきている
「まあ、その時の自分の体次第っていうか。引っ張って長打が出る時期もこれから来ると思うし、今みたいな時期もあると思うし。その時に合わせて、いいものを探せればなと思います」
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日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6日、レギュラーシーズンを総括した。
8年目の今季は22年以来となる1軍でシーズン完走を果たした。チームトップの138試合に出場し、リーグ2位の143安打をマーク。打率2割7分2厘(リーグ9位)、12本塁打(リーグ7位)、65打点(リーグ2位)という成績を残した。この日からCSへ向けてエスコンフィールドで全体練習に参加。ポストシーズンへ向けた思いも語った。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季を振り返って
「やっぱ一番最初に出てくるのは、2位で悔しいなっていうことです」
-自身としてはキャリアハイの数字が並んだ
「大きなケガなく1年間やり通せたのは、よかったかなと思いますけど。まあ全体的な数字としては、確かに打点とかも多かったかもしれないですけど、望んでいた数字ではないので。ホームランも打率も打点ももっと伸ばせたかなと思います」
-最多安打のタイトルまで、あと1本だった。この近づいたタイトルに関してはどう感じていますか
「今日の夢で、実はあともう1試合あったみたいな夢を見ました」
-夢で
「はい。もっと早く言ってよ、みたいなことを言っている夢を見ました(笑い)」
-それぐらい思いがあったということなんでしょうか
「あったんですかね。あったのかもしれないですけど。実際1本差でしたけど、僕があの日追いついてたら、村林さんももう1本くらい打っていたかなと思うんで。まあ、そういうもんですね」
-打点はレイエスに続いてリーグ2位の65打点
「やっぱり得点圏とか燃えますし、やっぱりみんなが作ってくれたチャンスだったり、ファンの皆さんの声援とか期待だったりっていうのが、僕を後押ししてくれたかなと思います」
-3年ぶりにシーズン規定打席にも到達。チームでもトップの138試合に出場。この1年間、出続けたことで見えた景色はあったか
「やっぱり試合に出続けるってすごい大切なことだと思いますし、ケガなくやれてきた証拠だとも思いますし。また、やっぱチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうか、プレーでも背中でも引っ張っていかなきゃいけないなっていうのをあらためて感じました」
-今季で印象に残っている試合など
「(9月13日西武戦で)サヨナラ(勝利を)決めたのは、うれしかったですね」
-負けられない試合で自身2年ぶりのサヨナラ打
「もうあそこで決めなきゃ同点(で引き分け)だったと思いますし、時期も時期だったんで、絶対に勝ちたかったんで、いろんな意味でうれしかったです」
-9月は打率3割2分2厘。優勝争いの中で調子を上げられた要因は
「日々のケアであったり、ケガをしないためにずっとシーズン通して体づくりをやってきた成果でもあるかなとは思うんで。終盤にああやって疲れをためずにできたのも、ほんといつもケアしてくれるトレーナーさんのおかげだったり、そういうのがすごいあると思います」
-去年までの自分を振り返って、成長できた部分は
「いっぱい試合に出たところじゃないですかね、はい。そこだと思います」
-そこからさらに上積みしたいところ、伸ばしたいところはどんなところですか
「やっぱ全部ですね。守備もそうですし、バッティングも。やっと、ちょっと最後に上がってきたんですけど、やっぱシーズンが終わって自分の映像とか振り返りましたけど、やっぱりもっと打っときゃよかったなっていうか。もっと打てたなって思う時がいっぱいあったんで、来年は最初からずっといい状態をキープしたいなっていうのは思います」
-チームについては、去年と比べての違い、成長したところ、どのように感じているか
「ほんと今年は…今年もですけど、やっぱいろんな、選手もみんなずっと出られない、たまに出たりしてる時でも、ちゃんと結果を残したり、アピールしたり。そういうのがすごいあったんで、そのおかげで勝った試合も何試合もありましたし。そういう一瞬のチャンスをものにするみたいな気持ちっていうか姿が、こういう結果につながってるんじゃないかなと思います」
-チームの中で自身が果たした役割というのはどんなところ
「なんすかね…たぶん後半は、やっぱりそういういいところで打つっていうとこだったり、頼りになるバッターになりたいっていう思いでずっとやっていたので。うまくいくことばっかりじゃなかったですけど、前半に比べたらちょっといいところがあったと思います。まあ、そういうとこはよかったかなと思います」
-これからチームを引っ張っていくといったような、そんな思いが出てきたところなどあったか
「やっぱり1回、京セラ(9月6日オリックス戦)で走塁ミスをした時に、ボスに次の日に『お前がああいうことをやっちゃダメだろう』って言われましたし。たぶんボスからしたら、そのリクエストうんぬんというそういう話ではなくて、僕がああいうプレーをしたこと自体が、たぶん引っ張る上でダメなんじゃないかっていうところを僕に伝えたかったと思うんで。やっぱりそういうプレーの部分だったり、当たり前のことをちゃんとやるっていうところを、これからも続けていければいいなと思います」
-CSへ向けて
「いや本当、短期決戦は一瞬の隙とかミスとか、そういうところで相手に流れが行ってしまうところはかなりあると思いますし。ほんと先を見据えて戦うとかあんまできないと思うんで。去年のリベンジしたいって言いたいところですけど、やっぱまず、バファローズめちゃくちゃ強いんで、1戦必勝でやっていくしかないかなと思います」
-オリックスとは今シーズン12勝12敗1分けと対戦成績
「いやもうファンの皆さんの声援を頼りに頑張ります(笑い)」
-自身は対オリックスで言うと打率は3割超え
「へぇ。(好印象は)ないっす。全然、知らなかったです」
-その先には去年悔しい思いをしたソフトバンクが待つ
「もう正直、1戦必勝って感じなんで。まあ、あんま先見たくないなっていうところはあります。でも、去年の経験をしているっていうことはすごい大きいと思うんで。なんて言うんですかね、もし勝ち進んでも、去年とはまた一味違う僕たちになっているんじゃないかなと思います」
-去年、CSファイナルステージに進出を決めた日のヒーローインタビューがすごく印象的だったが、覚えているか
「はい、覚えてます(笑い)」
-やっぱりああいうところにかける思いっていうところが特別なところはあるか
「そうっすね…今度はちゃんと最後まで勝って泣きたいです…ハハハ、みんなと」
-ファンへ向けて
「ほんと今年すごいファンの力を感じたのが、9月に1回京セラで3連敗して、その後にエスコンへ帰ってきた時に普通に勝ったんですけど、やっぱファンの力もすごいなっていうか。僕たちの、なんかスイッチ入り方も全然違いましたし、戦っている感じの高揚感というか、背中を押されている感じをすごく感じたので。ホームのアドバンテージってすごいなと思いましたし、ファンの皆さんの力ってほんとに僕たちを、知らず知らずのうちに高めてくれてるんだなってあらためて思いました」
-そして5日には、新庄監督の来季続投が正式発表。率直にどう感じたか
「ボスも早く優勝しろよって思っていると思うんで(笑い)。ボスが、僕たちを見限らないうちに早く優勝したいです」
-新庄監督と戦ってきたこれまで振り返ってどう感じているか
「僕だけじゃないですけど、ほんとたくさんの経験をみんなさせてもらってここまで来ていると思いますし。その経験させてくれた恩というか、なんていうんすかね、成長したところをみんなで来年はもっともっと見せたいと思います」
-新庄監督に見せたい景色は
「もう優勝しかないです」
-CSへ向けてちょっと期間が空くが、どんな調整で臨むか
「昨日、東京で、いつも行っているとこで治療とかして。結構がっつりほぐしてというか、なんていうんすかね、張りとかもちょっといったん落として、もう1回ちゃんと1週間後にピークを持ってこれるようにっていう調整はちょっとしました」
-昨年は悔しい思いをしたCSファイナルステージの経験を生かせそうか
「う~ん、なんすかね…でもなんか去年の雰囲気だったり、あとは去年やられているっていう思いだったり、そういうところがあると思うんで。やっぱあのペイペイドームの、ちょっと圧倒される感じっていうか、そういうとこにはちょっと慣れてるんじゃないかなとは思います」
-今季の打撃は去年までと比べてセンター方向とかレフト方向へのヒット性の当たりが多くなっていると思うが、そのあたりの要因は
「今年の最初とかも全然あんまちょっと良くなくて。で、最後の方からはちょっとセンター返しをバッティング練習から意識するような感じでちょっと上がってきたんで。その練習の意識が、その打球方向にちょっと現れてるんじゃないかなとは思います」
-これまでも、例えばシーズン中のどこかのタイミングでセンターを意識してみたいなものってのはあった中での今年だった
「札幌ドームの最後の年とかは結構ずっとセンターに低いライナーみたいなのを意識していて。でも、なんかそれがだんだん合わなくなってきたんで、変えていたんですけど。たぶん、ちょっとそろそろそういう時期なのかなみたいな、そういう体の時期なのかなみたいな思ったんで、ちょっと戻してみようと思って。センターにライナーっていうイメージでやってました」
-例えば打線にはレイエスら厚い選手層の中で、つないでいく意識
「いや、そういう感じじゃないですね。自分のためです」
-その前は、センター返しではなく、どこへの意識だったのか
「いやまあ、ホームランというか。引っ張って、いい打球を打とうとかっていう風に思っていました」
-ちょっとホームランも少ないということもさっきおっしゃっていたが、その辺はやっぱ自分としては物足りない感じ
「いや、ありますね、やっぱ、なんかちょっと最初の方とかもずれていたんで。率も残んないし、そりゃそうだなって感じで。率も残れば、ホームランも勝手に増えるってイメージなんで。でも今年、(西武の)今井さんから逆方向へ打ったりとかしたのは、すごい自信になったっていうか、あんなの打てるんだって思ったんで。いいところもあったかなと思います」
-10月4日ロッテ戦の最終打席で打った左中間へのヒットも「集大成だ」みたいに言っていたが、あれもやっぱ手応えがあった
「そうですね。前半にはないようなヒットだったし、ああいう打球を打てたのはよかったです」
-ちょっと成長したなみたいな、その要因の1つでもあったか
「成長っていうか、今年の僕の形かなって感じですかね。たぶん年によって、いろいろあると思うんで」
-理想としてはやっぱりバックスクリーンなり左中間なり、左方向にも放り込めるように
「そうですね。もっと楽になるかなとは思いますし、ホームランも増えるかなとは思います」
-形としては、これまでライト方向を意識していたのものが、左の方にもっていう考えにだんだんだんだん自分の中でもなってきている
「まあ、その時の自分の体次第っていうか。引っ張って長打が出る時期もこれから来ると思うし、今みたいな時期もあると思うし。その時に合わせて、いいものを探せればなと思います」