【△虎将トーク】阪神・藤川監督、伊原の今後「投手コーチたちと話してから」開幕ローテも「投手コーチたちと」
(オープン戦、ヤクルト5ー5阪神=九回規定により引き分け、18日、神宮)阪神が3点ビハインドからOP戦2度目のドロー。七回、森下翔太外野手(24)の中前打と木浪聖也内野手(30)の中前への2点打で追いついた。先発D1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=は4回⅔を投げて、球数87で、5安打2四球3失点。六回に3番手で登板したニック・ネルソン投手(29)はイニングの途中にアクシデントがあり、降板した。森下は3安打2打点、佐藤輝明内野手(26)は1打点。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(OP戦成績=3勝4敗2分、観衆=2万1510人)。
ーー伊原は試合を作った
「栄枝も(打席に)ピッチャーが入ってマスクをかぶることが全然なかったみたいで。二回の投手(奥川)からつながれたのは違和感があったので、ゲーム中に本人とも話をして、2点も入らなくていいもの。投手の打席で受けたことがほとんどないと言うから、経験。今で良かった」
ーー捕手は梅野、坂本の2人だけでは厳しいという考えか
「(2人)だけで行けるかもしれないし、行けないかもしれないですけど、今はそうではないことをやっています。栄枝を出してみたら、経験をしていないことがあって、神宮で出たことがあるのか…の話にもなってくる。経験をしなければ乗り越えられない。1歩、2歩と急ぎで。野球がいろいろと教えてくれる」
ーー伊原は自分から崩れなかった
「どうですかね。あまり伊原の印象は残っていないですけど。安定感がある投手なので、栄枝と組んでみたら…というところ。能力は足りていると思いますけど、どうリードするか、というところが。バッテリーなので。独り相撲をしているわけではないので。伊原については何もないです」
ーー交代は球数によるものか
「そうですね。それだけです」
ーー伊原は開幕に向けて調整か
「また投手コーチたちと話してからになりますね」
ーー及川もいい投球(七回からの2イニングを無失点)。嬉しい悩みか
「何も悩んではいないですけどね」
ーー富田を含めて、現状の開幕ローテーションは
「『がんばれ、がんばれ』ですね」
ーー伊原の開幕ローテ入りは兼ね合いだと話していた
「そうですね。また、投手コーチたちと話してからになります」
ーー19日に登板する投手の状況にもよる
「風邪をひくかもしれないし、何が起こるか分からないですからね。準備です」
ーー両軍が継投。シーズンが近づいてきたと思わせる試合だった
「いや、意識は全くしていないですけど。まあ、今日はこういうゲーム展開になるだろう、と。これも野球です」
ーー工藤は五回2死で登板し、サンタナから空振り三振。シーズン中はワンポイントでの起用も
「伊原の球数があったので、そういう部分で、楽な場面で、イニングを終えて帰ってくる習慣をつけようと思って出したまでですね。栄枝とバッテリーを組んで、フォークボールですか、三振が取れたのはバッテリーの成長。それがチームの成長につながる」
ーー負傷降板のネルソンは心配
「そうですね、また調整し直してくればいい。コンディションのこともありますからね。たくさんいる投手の中から、いい選手がロースターに名を連ねる。1年は長いですからね。細かくは聞いていないですけど、自分の状態を上げることに専念することですね」
ーーネルソンの緊急降板後にバトンを受けた畠は、シーズンでもありそうな登場だった
「彼を通じて、見ていて思うことは、変化球が多いですね。場面的なところではやるべきことがある。経験をして削れているからこそ、変化球が多くなっていると思いますけど、それだと配球としては限界が来る。そういう意味では、彼もまたタイガースに来て、磨き直せる素材ではないかな、と思いますけどね」
ーー打線はいい流れで攻めた
「まあ、ただの準備ですから。まだ何も始まっていないですからね。準備をしているまでです」
――三回は機動力も絡め、形になった
「どうですかね、たまたまだと思いますけどね」