金現物、3100ドル突破し最高値 米関税懸念で安全資産買い

 金現物はアジア時間で1オンス=3100ドルを突破し最高値を更新した。トランプ関税を巡る懸念から安全資産の金に資金が向かっている。写真は純度99.99%の金のインゴット。ロシアのノボシビルスクで2023年9月撮影(2025年 ロイター/Alexander Manzyuk)

[31日 ロイター] - 金現物はアジア時間で1オンス=3100ドルを突破し最高値を更新した。トランプ関税巡る懸念から安全資産の金に資金が向かっている。

金現物は一時3107.26ドルに上昇。0255GMT(日本時間午前11時55分)時点で0.6%高の3103.63ドル。今月は8%超上昇している。

KCMトレードのチーフマーケットアナリスト、ティム・ウォータラー氏は、「(4月2日の)米相互関税の発表を控え市場の懸念が高まっている」と述べた。発表内容が予想ほど深刻な内容でなければ、金に利益確定売りが出る可能性があると指摘した。

銀も0.4%上昇し1オンス=34.23ドル。白金は983.51ドルで変わらず。パラジウムは0.4%高の975.70ドル。いずれも月間で上昇している。

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