川崎Fが待望の7試合ぶり白星! 試合を決めたのは痛恨すぎるオウンゴール…横浜FCは無念の逆転負け

[5.14 J1第14節 川崎F 2-1 横浜FC U等々力]

 J1リーグは14日に第14節を行った。川崎フロンターレ横浜FCの対戦は、川崎Fが2-1で勝利。横浜FCは1-1で迎えた後半38分、オウンゴールで痛恨の失点を喫した。

 ACLEから帰還した川崎Fは、国立競技場で行われた前節・鹿島アントラーズ戦で黒星リスタートとなった。リーグ戦6試合未勝利(2敗4分)が続くなか、1か月ぶりのホーム戦で前節から先発5人を変更。DFセサル・アイダル、MF橘田健人、MF脇坂泰斗、FW山田新、FW家長昭博が復帰した。横浜FCは前節でアビスパ福岡を撃破。6試合ぶり勝利と3連敗ストップを果たした。白星を手にしたメンバーが今節も引き続き起用された。[両スタメン&布陣]

 試合開始早々にスコアが動く。前半4分、横浜FCは右CKをMF新保海鈴が左足で蹴ると、ニアサイドでMFユーリ・ララがヘディングシュート。今季初ゴールとなる先制点を手にした。

 その後は追いかける川崎Fがボールを握る。前半19分にはMF山本悠樹が中盤からロングボールを最前線に飛ばし、左サイドから斜めに入り込んだMF伊藤達哉が丁寧にトラップして敵陣に進入。右足シュートを放つが、鋭い弾道はクロスバーを直撃した。

 攻勢を続けた川崎Fは前半33分に同点に追いつく。PA右角外でFKを得ると、キッカーは山本。狙いすました右足キックは壁の右外からゴール枠内に曲がっていく。GK市川暉記に反応されるが、ボールの勢いは止まらずゴールラインを割る。山本は昨年11月5日のACLEリーグステージ第6節・山東泰山戦で決めたFKと同じコースで再び得点を挙げた。

 逆転したい川崎Fはその後もチャンスを作りつつ、一方で横浜FCも少しずつ前方に押し込んでいく。前半45分にはMF村田透馬が右サイドの競り合いを制して深い位置まで突破。折り返したボールをFW櫻川ソロモンが合わせるが、惜しくもゴール上に飛んでいった。

 後半も拮抗状態が続く。横浜FCは最前線で櫻川がボールを収め始めて攻撃を活性化。川崎Fは徐々に守勢に回っていった。後半15分にはMF山田康太が左サイドからクロス。櫻川のヘディングシュートはゴール枠内を捉えたが、GK山口瑠伊の好セーブに阻まれた。

 川崎Fは後半18分に3枚替え。脇坂、山田、伊藤達を下げ、MF大関友翔、FWエリソン、FWマルシーニョが入る。1分後には横浜FCも3枚替え。MF駒井善成、MF室井彗佑、櫻川に代えて、MF小倉陽太、FW鈴木武蔵、FWルキアンが入った。

 再び拮抗状態に戻り、川崎Fもチャンスを作り始める。後半23分にはボールを奪った橘田が家長からのリターンパスをゴール前でダイレクトシュート。29分にはDF佐々木旭のスルーパスに反応したマルシーニョがPA左で切り返して右足シュート。だが、いずれもゴール枠外に外れていった。

 後半35分、川崎Fが絶好機を作る。右サイドの家長がパスを落とし、ボールを収めた大関がドリブルで運ぶ。PA手前に出したパスをエリソンが収めきれず、しかしこぼれたボールをマルシーニョが拾う。横に出したパスを直前に入ったMF河原創がヒールで落とし、最後はエリソンが左足シュート。だがクロスバーに当たり、ラインを割った。

 後半39分、川崎Fが待望の逆転ゴールを沈める。自陣近くから山本が最前線にロングボールを蹴る。エリソンが疾走するが、飛び出したGK市川にクリアされる。中盤で待ち構えた家長がダイレクトでロングシュートも、バウンドしたボールは不運にもクロスバーを跳ね返った。しかし、ゴール前で胸トラップしたDFンドカ・ボニフェイスがコントロールミスでそのままオウンゴール。川崎Fが試合をひっくり返した。

 リードを守り切った川崎Fが2-1で勝利。4月2日の第8節・湘南ベルマーレ戦以来となる7試合ぶりの白星となった。 (取材・文 石川祐介)

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