話題株ピックアップ【昼刊】:JINSHD、ローツェ、Aiロボ
■ローツェ <6323> 1,376.5円 +157 円 (+12.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ローツェ<6323>が切り返し急。前週末11日の取引終了後、取得総数530万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.0%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これを材料視した買いが入ったようだ。取得期間は14日から7月31日まで。あわせて26年2月期の業績予想を開示。今期の売上高予想は前期比3.0%増の1281億9000万円、最終利益予想は同0.6%減の234億9900万円とした。また、前期の期末一括配当を従来の予想から1円増額し17円とした。今期の年間配当予想も17円としている。■Aiロボティクス <247A> 4,090円 +340 円 (+9.1%) 11:30現在
Aiロボティクス<247A>が急騰、一時10%超の上昇と値を飛ばし4100円台に駆け上がった。トランプ関税が二転三転するなかその影響も読みづらく、上値で戻り売りニーズの強い半導体や自動車など輸出セクターは、空売り買い戻しが一巡した後は再び不安定な値動きとなることも予想される。一方、トランプ関税の影響が及ばない内需株については、今月に入ってからの全般波乱相場でツレ安した好業績銘柄を中心に漸次戻りに転じる動きをみせている。ネット関連や個人消費関連もその有力な対象で、同社はその一角として注目が集まった。同社は自社開発のAIシステムを活用し、スキンケア商品や美容家電の企画・開発などを手掛けており、25年3月期売上高は前の期比98%増の140億円、営業利益は同91%増の24億円といずれも倍増近い伸びが見込まれている。株式需給面では外資系証券などによる貸株市場を通じた空売りが高水準で、その買い戻しが加速しつつある。■チヨダ <8185> 1,115円 +77 円 (+7.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
チヨダ<8185>は寄り付きから物色人気集中、3連騰で上げ足を一気に強めている。靴の量販大手で「東京靴流通センター」などの運営で知られる。足もとの業績は絶好調で、ハンズフリーの「スパットシューズ」などが需要を捉え収益押し上げに貢献している。そうしたなか、前週末11日取引終了後に発表した25年2月期通期決算は営業利益が前の期比2倍となる21億9300万円と急拡大した。また、26年2月期についても前期比64%増の36億円を見込むなど高成長を継続する見通し。更に株主還元にも積極的だ。今期は前期実績から20円増配となる54円を計画。また、発行済み株式数の7.77%相当の300万株の自社株を消却することも併せて発表しており、これらが株価を強く刺激する格好となった。■ヨータイ <5357> 1,771円 +104 円 (+6.2%) 11:30現在
ヨータイ<5357>が大幅反発している。麻生グループのASNFホールディングスが前週末11日の取引終了後、ヨータイに対してTOBを実施すると発表したことで、TOB価格の1810円を意識した格好となっている。麻生グループを安定株主として迎えることで、中長期的な視点による企業価値向上を目指すのが狙い。買付予定数は最大で653万1334株(発行済み株数の35.44%、下限614万3192株)で、買付期間は4月14日から5月14日までを予定。TOB成立後もヨータイは上場を維持する方針で、ヨータイはTOBに対して賛同の意見を表明している。■アイダエンジニアリング <6118> 857円 +49 円 (+6.1%) 11:30現在
アイダエンジニアリング<6118>は反発。前週末11日取引終了後、自社株取得枠の上限を350万株から420万株(自己株式を除く発行済み株数の6.79%)に拡大すると発表。これが好感されている。取得期間も変更し、開始日を5月1日から4月18日に前倒しする。7月31日までとする取得期限に変更はない。■月島ホールディングス <6332> 1,838円 +66 円 (+3.7%) 11:30現在
月島ホールディングス<6332>が3日続伸している。前週末11日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、旧村上ファンド系とされる投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者による株式保有割合が5.17%となり、新たに5%を超えたことが判明したことから需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は4月4日としている。■テクマトリックス <3762> 1,917円 +64 円 (+3.5%) 11:30現在
テクマトリックス<3762>が3日続伸している。11日の取引終了後、子会社クロス・ヘッドが都築電気<8157>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>、ネットワンパートナーズ(東京都千代田区)と業務提携契約を締結し、「OTセキュリティ&ネットワークパック」の提供を開始すると発表しており、好材料視されている。「OTセキュリティ&ネットワークパック」は、工場などの製造現場で稼働する設備を動かすOT(オペレーショナル・テクノロジー:制御技術)ネットワークにおけるセキュリティの強化及び安定稼働支援を目的としたもの。近年、DXやIoTをはじめとしたデジタル化の一環で、OTネットワークをその他のITネットワークと接続するケースが増えており、これに伴いサイバー攻撃をはじめとしたセキュリティリスクが高まっていることから、セキュリティとネットワークに強みを持つ4社が業務提携を行うことで、充実したサービスと提供体制を実現するとしている。■ツルハホールディングス <3391> 11,135円 +235 円 (+2.2%) 11:30現在
ツルハホールディングス<3391>が大幅高で5連騰。年初来高値を更新した。イオン<8267>が前週末11日の取引終了後、ツルハホールディングス<3391>の連結子会社化に向け、TOB(株式公開買い付け)を開始する予定だと発表した。イオンは野村証券が保有するツルハHD株を取得し、更にツルハHDとイオン傘下のウエルシアホールディングス<3141>を経営統合した後に、ツルハHDに対しTOBを実施する。買付価格は1株1万1400円。これに関連し、日本経済新聞電子版は13日、「ドラッグストア2位のツルハホールディングス(HD)株を約10%保有する英系運用会社のオービス・インベストメンツが、イオン傘下でドラッグストア首位のウエルシアホールディングスとの経営統合案に反対していることが13日、わかった」と報じた。買収価格がツルハHDを著しく過小評価していると判断したという。週明け14日のツルハHDの株価はイオンによるTOB価格を上回って推移。TOB価格が引き上げられるとの思惑も加わって、買いが集まったようだ。イオンによるツルハHDへのTOBは12月上旬をメドに開始する方針。ツルハHDの上場は維持する。■村田製作所 <6981> 2,027円 +31.5 円 (+1.6%) 11:30現在
村田製作所<6981>が反発に転じたほか、TDK<6762>、太陽誘電<6976>など電子部品株が一斉に切り返してきた。米アップル<AAPL>のiPhone向けの有力サプライヤーとなっているが、今月に入ってからは米政権が打ち出す高関税政策への懸念から大きく株価水準を切り下げてきた。ところが、現地時間11日に、トランプ米大統領はスマートフォンなど一部電子機器を相互関税の対象から除外した。米関税政策も二転三転しており、依然として不透明感は強いものの、総じてこれまでより軟化姿勢を示していることで、ハイテクセクターの風向きがやや変わったとみる向きも出てきた。電子部品株は半導体関連同様にその象徴としてショート筋の買い戻しが入っている。一方、スマホの関税対象からの除外は一時的な措置となる可能性があるため、足もとの実需の買いも限定的とみられ、リバウンド一巡後の値動きが注目される。■Sansan <4443> 1,956円 +16 円 (+0.8%) 11:30現在
Sansan<4443>が5日続伸している。前週末11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年6月~25年2月)連結決算が、売上高311億3700万円(前年同期比28.5%増)、営業利益18億9000万円(同2.6倍)、純利益16億9700万円(同3.4倍)と大幅増益となったことが好感されている。営業体制の強化などが奏功し、営業DXサービスの「Sansan」が契約件数、契約当たり月次ストック売上高ともに堅調に推移したほか、インボイス管理サービスの「Bill One」が有料契約件数、有料契約当たり月次ストック売上高ともに高成長を継続したことが寄与した。また、個人向け名刺管理サービスの「Eight」事業が大幅な増収となった。なお、25年5月期通期業績予想は、売上高430億2600万~440億4200万円(前期比27.0~30.0%増)、調整後営業利益(営業利益+株式報酬関連費用+企業結合に伴い生じた費用)30億1200万~44億400万円(同76.2%増~2.6倍)の従来見通しを据え置いている。■ウエルシア <3141> 2,493円 +12.5 円 (+0.5%) 11:30現在
ウエルシアホールディングス<3141>が5日続伸し年初来高値を更新した。前週末11日、ツルハホールディングス<3391>との経営統合に関し、株式交換比率を発表した。ツルハHDが9月1日付で実施する1対5の株式分割を考慮したベースで、ウエルシア1株に対しツルハHD株1.15株を割り当てる。11日のツルハHD株の終値は1万900円。株式を5分割した場合の2180円をもとに、ウエルシアの理論株価を算出すると2507円(ウエルシアの11日終値は2480円50銭)となる。株式交換比率を意識した買いが入ったようだ。なお、ツルハHDとイオン<8267>傘下のウエルシアの統合案に関し、英運用会社がツルハHDを著しく評価しているなどとして反対していると伝わっており、ツルハHD株は急伸。ウエルシアにも上昇圧力が高まった。■TSIホールディングス <3608> 1,013円 -84 円 (-7.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率5位
TSIホールディングス<3608>は大幅安。前週末11日取引終了後、26年2月期の配当予想について前期比25円減の40円と発表。これが売り材料視されているようだ。業績は売上高が前期比2.3%減の1530億円、営業利益が同3.5倍の57億円の見通し。既存ブランドについて一定の成長を計画する一方、前期にブランドポートフォリオの見直しにより複数の事業を撤退した影響が表れると見込む。なお、同時に発表した25年2月期決算は売上高が前の期比0.8%増の1566億600万円、営業利益が同7.1%減の16億3600万円だった。■イオン <8267> 3,916円 -178 円 (-4.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率7位
イオン<8267>が急落している。前週末11日の取引終了後、25年2月期の連結決算発表にあわせ、26年2月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比3.6%増の10兆5000億円、営業利益予想は同13.6%増の2700億円、最終利益予想は同39.0%増の400億円とした。価格戦略とコストコントロールを徹底し、営業利益と経常利益は過去最高益を更新する計画。ただ、売上高と営業利益の予想は同社の中期経営計画で示した目標値(売上高11兆円、営業利益3800億円)を下回る水準となった。決算発表前に株価が急ピッチで上昇した反動も加わって、売りが優勢となったようだ。年間配当予想は前期と横ばいの40円とした。なお同社は11日、ツルハホールディングス<3391>とウエルシアホールディングス<3141>の経営統合とその後のツルハHDの連結子会社化、更にイオンモール<8905>との株式交換比率を発表した。■Cocolive <137A> 1,308円 +208 円 (+18.9%) 11:30現在
Cocolive<137A>が急騰し年初来高値を更新している。前週末11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年6月~25年2月)単独決算が、売上高9億5400万円(前年同期比27.2%増)、営業利益2億700万円(同27.7%増)、純利益1億4400万円(同43.2%増)と大幅な増収増益となり、会社計画を営業利益で10%程度上回って進捗していることが好感されている。同社は不動産業界に特化したマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」をSaaS形式で提供しており、顧客数が1187社(前四半期末比19社増)、MRR(毎月繰り返し発生する売上高)1億400万円(同5.1%増)と順調に増加したことが寄与した。なお、25年5月期通期業績予想は、売上高12億6400万円(前期比23.1%増)、営業利益2億4900万円(同16.0%増)、純利益1億8200万円(同21.8%増)の従来見通しを据え置いている。 ●ストップ高銘柄WACUL <4173> 455円 +80 円 (+21.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
ウッドフレンズ <8886> 1,400円 +300 円 (+27.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、2銘柄 ●ストップ安銘柄 なし ⇒⇒最高10万円が当たる! 「個人投資家大調査」を実施中 ⇒⇒「株探」では、ただいま「個人投資家大調査-2025」を実施しています。 ⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に10万円分、3名の方に5万円分、25名の方に1万円分を差し上げます。 ⇒⇒アンケートは4月15日(火)午後6時30分までの予定ですが、回答数の状況で、予定より前に終了することもあります。 株探ニュース