[アルビ試合後リポート]「癖みたいなのがチームに…」またも追い付かれたチームと、同点弾にも喜び控えめの相手選手 第16節ホーム浦和戦
「新潟史上最高」を目指す2025年のアルビレックス新潟の戦いが始まりました。紙面でも熱戦の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します!
5月11日第16節ホーム浦和戦後
[新潟1ー1浦和]ホーム初勝利またまたまたお預け!浦和とドロー
監督会見のほか、MFダニーロ・ゴメス選手、FW小見洋太選手、FW笠井佳祐選手、MF長谷川元希選手、MF奥村仁選手に話を聞きました。浦和のFW長倉幹樹選手にも聞いています。
◆またしても悔しい勝ち点1 樹森大介監督
(総括をお願いします)
はい。今日も本当素晴らしい環境の中で戦える中で、本当に悔しい勝ち点1であったかという思いです。選手は本当に戦ってくれましたし、準備していた攻撃、守備ともに表現してくれた中での結果なので、本当に非常に悔しいです。
(得点は右サイドからだったが、左サイドの攻撃も光る。奥村選手への評価)
彼はここ数試合ですね、結果という形で表現してくれてましたし、それまでも動きの中でいいパフォーマンスをしていたので、それが結果につながって非常に自信になって、さらに良くなっていると思ってます。彼の特徴である最後のとこの仕掛け。今日の得点は逆の藤原奏哉の方でしたけど、選手がこういった成功体験を得る中で、最後の仕掛けっていうところ、個のチャレンジがしっかり出ているので、これは継続していい循環になっていると思います。
(シュート11本で浦和を上回った。攻撃陣に今後期待すること)
もちろん、どうしても最後追いつかれてしまうっていう試合が続いているので、もう1点取りたいっていうのが当たり前ですけど本音です。最後のギリギリのところをしっかり勝ち切れるようにやってくしかないと思います。
(クロスからの失点だったが)
そうですね。やっぱここ数試合、そのクロス対応っていうところでは必要なかったんですけど、今日もやっぱしっかり上げさせないっていうところであったり、あのシーンは中の枚数もしっかり整ってたと思うので、しっかり、当たり前ですけど跳ね返すっていうところを予測含めて準備して戦わなくていけなかったなと思うので、そういったところは疲れていてもオッケーなわけがないので、そういったところを日頃からやり続けるしかないなとは思います。
◆「新潟は非常に良かった。ドローに値する試合」浦和・スコルジャ監督
(総括をお願いします)
みなさん、こんにちは。立ち上がりの20分間は狙い通り高い強度のハイプレスをかけることができ、ゲームコントロールもできていたと思います。その後、強度が落ちてしまい、新潟の得意なビルドアップで何度か破られる場面がありました。その時間帯では、まるでチームワークを忘れてしまったかのように個人プレーが目立っていたと思います。シンプルなボールのロストが多かったと思います。
後半に入ってから、(渡邊)凌磨と(松本)泰志のポジションを入れ替えて、凌磨をより多くビルドアップに関わらせるようにしました。そして新潟のDFラインの背後のスペースをよりよく活用しようとしました。しかし、本日の試合では十分効果的なプレーができませんでした。3人、その後選手交代して、よりゲームコントロールをマネージメントしようとしましたけれど、コーナーのカウンターから失点してしまいました。
本日は物事があまりうまくいってない試合でしたけれど、その中でも点を取ろうと最後まで頑張り続けたっていうのはポジティブですし、その中で素晴らしいクロスから(長倉)幹樹のゴールが生まれ、その後も点を取ろうとゴールに迫り続け、ポストに当たるような惜しい場面もありましたけれど、結果的に勝ち点1を取ることしかできませんでしたけれど、本日のアルビレックスは非常に良かったと思いますので、ドローに値する試合だったのかなと思います。これからはFC東京戦に向けてしっかりと準備していきたいと思います。 (サミュエル・グスタフソンがいない試合だとチームが変わってしまう)
もちろん他の選手が、サミュエルがいない時はピッチに立つんですけれど、サミュエルと同じような特徴を持つボランチはいないので、そのままその役割で埋めるっていうことは難しいと思います。
(そういう場合のアイデアは)
例えば凌磨と泰志がポジションチェンジをしながらプレーすることで、それを試みています。サミュエルのスキルを考えると、彼はチームに攻守のバランスをもたらしてくれる選手だと思っています。泰志がボランチとしてプレーした場合、彼にもサミュエルに対するアドバンテージがあります。泰志は相手ディフェンスラインの裏に抜けることができます。そのように泰志、凌磨、サミュエルで特徴が違いますので、チームとしてそれを活かそうとしています。ただ、プレーの流れという部分を考えると、まだ欠けている部分はあると思います。
(前節と同じスタメンだった)
まず中4日だったということ。その中で選手たちをしっかり回復させようとしました。彼らの疲労度もかなり低かった状況でした。それを見て同じ11人で挑みました。
ミックスゾーン
※各社一緒に話を聞いた選手もいます。
◆周りへの要求がゴールに結び付いたMFダニーロ・ゴメス
(今日はスタメンだったが、どんなことを意識して)
試合出てて、ちょっとずつその積み重ねてきた自信を信用して、それで自分が思いっきりプレーできるように集中してました。 (どういう風に打開しようと考えたか) 周りにいた選手がちょっとランニングとか動きを入れるプレーをして、相手を寄せ付けて、自分が1対1になれるようにと、周りの人とコミュニケーション取ってました。 (自身の動きは満足できる内容か) 自分のできる限りのことはしたっていう感覚があるんですけど、相手にも結構マークされてて、それでも抜くとか、何かはできたっていう感覚が少しあったので、その面で言うと少しだけ満足っていう、自分のできることはしたっていう感覚でいます。
(ゴールにつながる場面、藤原選手との関係は)
(橋本)健人を見た時に、彼が1人でいるなっていう認識をして、それで自分もちょっと彼にオプションを与えるように、オプションになれる位置に立って、そしてボールを受けて、その後に自分が何できるのかなっていうイメージをしてたんですけど、その時に、さっき言っていた、奏哉くんとか自分の周りの選手に動いてって言ってた、そのことを奏哉くんがやってくれたので、そこでボールを渡してゴールにつながるプレーになりました。
◆2点、3点取るのが打開策 FW小見洋太
(試合を振り返って)
まあ先制はできたんですけど、追いつかれた形ということで、勝ちきれない残念なゲームだったと思います。
(先制したシーンを振り返って)
コーナーキックの守備でボールがきたんで、クリアすることを考えたんですけど、スペースがあったんで。自分で持ち出したら。意識して打ったシュートがこぼれた。よかったと思います。
(勝ちきれない試合について)
こういう癖みたいなのがチームに付いていしまっている。ずっといっていますが、2点、3点という力をつけることが、アタッカーとしては一番の打開策になると思う。攻撃力、決定力をつけていきたい。苦しい時期が続いてますけど、とにかくやり続けて、結果で証明したい。
(スタメンが続いていたが今日は途中出場。スタメンとの意識の違いは)
そこまで大きくは変わらないですね。やっぱ自分の与えられた時間でっていうのを意識してると思いますけど、ちょうど最近スタートで出続けていた中で、今日はベンチから時間を与えられ、長くない時間の中で自分の良さを最大限だそうと。
◆悔しさにじむMF奥村仁
(試合を振り返って)
勝ちきりたかったなと。それだけです。
(チャンスのシーンもあったが)
そうですね。追加点を取るチャンスもありましたし、そこで決めきれなかったので。
(勝ちきれない試合が続く原因は)
相手のクロスのシーンで、僕が軽く上げさせてしまったんですけど、もっと集中してそこを上げさせない、球際に負けないとか、そういったところがチームとして足りてないと思います。
◆「このスタジアム好きですし、ただ…」浦和・FW長倉幹樹
(ゴールの感触は)
はい。ひろくん(石原広教)はいいボールを試合中何度も上げてるので、信じて入っていきました。
(DF2人いても、迷いなく行った) はい。挟まれたというか、後から俺が行った感じなので、自分が飛び込んでいったのかなっていう感じだと思います。
(喜びは控えめにっていうのは、やっぱり古巣だから)
間違いないです。
(どういう思いだったか)
スタジアム帰ってきて、このスタジアム好きですし、ただ、相手としてやる、プレーするのは好きじゃないので、...