10月に発売が迫るGoogle最新スマートウォッチ「Pixel Watch 4」を5つのポイントでチェック【2025年9月版】
Google Pixel Watch 4はプロセッサーとしてQualcomm(クアルコム)の「Snapdragon W5 Gen 2」を搭載し、さらに演算を補助するコプロセッサとしてML(機械学習)性能などを強化した「Cortex-M55」を搭載しています。 こうした改良により、同シリーズの弱点でもあったバッテリー駆動時間が堅実に改善されています。 具体的には、バッテリー駆動時間が25%ほど伸びており、前モデルの41mmモデルで常時表示を利用した場合のバッテリー駆動時間は「24時間」でしたが、最新のGoogle Pixel Watch 4では「30時間」となり、公称値が6時間ほど伸びています。 もちろん、バッテリーセーバーモードを活用すればさらに長時間の利用も可能で、その場合、41mmモデルで最長2日間、45mmモデルで最長3日間利用可能です。こうした機能を組み合わせることで、安定して終日利用できそうです。 電源回りの仕様について、充電スピードが従来よりも25%高速になったことも見逃せません。新設計の充電ドックを使うことで、15分で50%までの充電が可能です。 駆動時間が伸びただけでなく、充電を忘れても短時間で充電できるので、バッテリー回りの不安はかなり解消されていそうです。
ヘルスケア関連機能については、心電図(ECG)機能が、日本でも使えるようになることがトピック。30秒間の計測で心拍リズムを測定可能です。 ただし、競合のブランドではすでに珍しくない機能なので、話題としてのインパクトはイマイチかもしれませんが、ユーザー視点では健康管理に役立つ機能が堅実に増えたことはうれしいポイントです。 そのほか、機械学習モデルの改良によって睡眠サイクルの分類精度が18%向上し、睡眠をモニタリングした際の睡眠段階の時間がより正確に記録できるようになっていることや、皮膚温センサーが強化されたことにより、ユーザーの正常範囲外の体温を検出して体調不良の兆候などをいち早く察知できるようになっていることなどに注目です。