レアル・マドリー指揮官シャビ・アロンソ、物議を醸したバルセロナのゴールに…「マジョルカ監督が見事な説明をしていた」

【欧州・海外サッカーニュース】レアル・マドリー監督シャビ・アロンソ、マジョルカ対バルセロナの疑惑のゴールに…。

レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督が、ラ・リーガ第1節マジョルカ対バルセロナ(0-3)の物議を醸したゴールに言及している。

その試合でバルセロナが24分に決めたチーム2点目は、物議を醸すものとなった。右サイドから内に切れ込んだラミン・ヤマルがシュートを放つと、このボールが頭に当たったライージョがうつ伏せに倒れ込んだ。マジョルカDF陣の足は止まったもののバルセロナはプレーを継続し、エリア手前のフェランが右足のシュートでネットを揺らしている。

ライージョはその後プレーに復帰したが、脳震盪と判断することなく試合を止めなかったムヌエラ・モンテーロ主審に対して、観客、マジョルカの面々は激しく抗議。ジャゴバ・アラサテ監督はイエローカードを提示された後も、ベンチで不満を言い続けていた。感情が昂っている様子だったマジョルカはその後、抗議をしてイエローカードを受けていたMFモルラネスが激しいファウルで2枚目のカードを提示され、さらにムリチが球際で争ったGKジョアン・ガルシアの顔面にキックを浴びせたことで一発退場となり、9人で試合を終えた。

アラサテ監督は試合後会見でも怒りが収まらず、次のような言葉を口にしていた。

「審判に関するミーティングで、選手が頭に打撃を受けた場合、プレーを止めなければいけないと言われていた。そして私の目の前にいた第4審判は、主審に向かって頭への打撃のために試合を止めるべきと伝えていたんだ」

「ムヌエラは私のところにやってきて、『笛を吹く必要性はない。ライージョは脳震盪を起こしていない』と伝えてきた。しかし、なぜ彼がライージョの状態を分かっていたんだ?」

「私たちは判定の基準について不満がある。基準がいつも一緒ではなく、だからこそ苛立ちを感じている。私たちは0-2とされただけでなく、ハーフタイム前に選手数を9人にされたんだ。試合が20分しか続かず、残念だったよ」

そして18日に記者会見に出席したシャビ・アロンソ監督が、この件について言及。アラサテ監督の主張を支持している。

「ほかの試合で起こったことについて、私が話す義務はないと思う。しかし……アラサテの言葉を聞いたが、彼は見事な説明をしていたと思う」

レアル・マドリーはここ数年、クラブの方針として、審判に対して容赦ない批判を浴びせてきた。シャビ・アロンソ監督はそのことについて、どう考えているのだろうか。

「シーズンが始まり、どのように物事が進んでいくかを見てみないと。審判について話す必要がないことを願っているよ。あまり早く話すことは望まないな」

関連記事: