フェルスタッペンF1休止か?レッドブル関係者「2027年復帰の可能性も」
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記事要約
・フェルスタッペンが2025年限りでF1を休止する可能性が浮上
・ニュル耐参戦に向けライセンス取得を目指しGT3車で公式テスト
・本人は契約継続を強調も、2027年復帰説に現実味
■フェルスタッペン、2025年限りでF1休止の可能性も?「2027年に戻ってくるかもしれない」とレッドブル関係者
レッドブルのコンサルタントによれば、マックス・フェルスタッペンが2025年シーズンを最後にF1を離れる可能性があるという。
第4子の誕生直後、マイアミGPに出場したフェルスタッペンは、その足でドイツ・ニュルブルクリンクへ向かった。彼が訪れたのは、伝説的で難易度の高い「ノルドシュライフェ」レイアウトだった。F1の世界王者でありながらこのカテゴリーのライセンスを持っていないが、Emil Frey Racingが準備した「フェルスタッペン・ドットコム・レーシング」仕様のフェラーリ296 GT3に乗り込み、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の公式テストに参加した。
このテスト走行は当初匿名で行われる予定で、登録名も「フランツ・ヘルマン」とされていたが、すぐにフェルスタッペンがステアリングを握っていることが明らかになった。複数の専門メディアによると、彼の目的はニュルブルクリンク耐久24時間レースなどに出場するために必要な「DMSBノルドシュライフェ・パーミット」の取得だという。
元アルファタウリ代表で、現在はレッドブルF1のコンサルタントを務めるフランツ・トストは、以前の同様のテスト走行について「マックスは即座に他のドライバーより2秒速かった」と明かしており、今回の動きについても「F1以外の活動」に本腰を入れ始めた可能性を示唆している。
「私は、マックスが1年休養し、2026年の新シャシー&新エンジンレギュレーションを各チームがどう実装するかを冷静に見極めるという可能性もあると思っている。そして2027年に復帰するかもしれない」と、トストはドイツ『Sport1』に語った。
「なぜなら、1つ確かなことがある。マックスを欲しがらないチームはない。彼はチームの力を確実に引き上げる存在であり、同時にライバルチームには渡したくない存在でもあるからだ」
一方で、フェルスタッペン本人はこうした憶測や、契約に含まれるとされる「成績に基づく離脱条項」の存在については否定的な姿勢を見せている。
「2028年まで契約している。あとはその後、どんなプロジェクトがあるか、どれだけ興味深いかによる」と語ったフェルスタッペンは、自身の将来について「リラックスしている」と付け加えた。
「初めてタイトルを獲ったときから、今後のすべてはボーナスだと言ってきたし、今もそう考えている。楽しいと思える限り、続けていくつもりだよ。」
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