山下美夢有と古江彩佳が暫定7位に浮上 3回の中断で2R順延
◇米国女子◇FM選手権 2日目(29日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)
競技は悪天候による3回の中断を経て、午後7時15分にサスペンデッドが決定した。メジャー制覇を遂げた「AIG女子オープン(全英女子)」以来4週ぶりの出場となる山下美夢有は、47位から「66」と伸ばして通算7アンダー暫定7位に浮上した。8バーディ、2ボギーの内容で、中断時点で首位に4打差の好位置につける。
「今日はショットが安定していた」という持ち味を存分に発揮し、フェアウェイキープ率100%(14/14)、パーオン率も94.4%(17/18)を記録。「バーディチャンスの回数が多かったし、ロングパットも決まってくれた」と、後半13番では約10mのバーディパットを流し込んだ。3回の中断という状況にも「気持ちを落ち着かせて」集中力を持続。「残り2日、いいゴルフができるように頑張りたい」と週末に向けて意気込んだ。
同じく「全英女子」以来のプレーとなる古江彩佳も31位から「67」とスコアを伸ばし、山下と並ぶ7アンダー。フェアウェイ、グリーンともに外したのは1ホールのみとショットが好調だった。
13人が出場する日本勢は、山下と古江を含めて7人がホールアウトした。岩井千怜は「68」で6アンダー同13位に、馬場咲希は「69」で4アンダー同24位にそれぞれ浮上。岩井明愛は「71」で3アンダー同34位。西郷真央は「71」でカットライン上の2アンダー同56位。西村優菜は「70」で2オーバー同117位。
プレーを残した選手では、勝みなみが3アンダー、畑岡奈紗と竹田麗央が1アンダー、笹生優花がイーブンパー、渋野日向子と吉田優利が1オーバーで、いずれも後半に折り返せていない。
11アンダーの暫定首位に「67」で完走したミランダ・ワン(中国)。9アンダー同2位に「66」で終えたマデレーネ・サーストレム(スウェーデン)。8アンダー同3位にハンナ・グリーン(オーストラリア)、アサハラ・ムニョス(スペイン)、セリーヌ・ボーグ(ノルウェー)、4ホールを消化したキム・セヨン(韓国)がつけている。
第2ラウンドの再開は、30日(土)の午前7時(日本時間30日午後8時)を予定している。
<日本勢の成績> ※順位は暫定、カッコ内は消化ホール数 7T/-7/山下美夢有、古江彩佳 13T/-6/岩井千怜 24T/-4/馬場咲希 34T/-3/岩井明愛、勝みなみ(6H) 56T/-2/西郷真央 66T/-1/畑岡奈紗(4H)、竹田麗央(4H) 81T/0/笹生優花(5H) 97T/+1/渋野日向子(8H)、吉田優利(3H) 117T/+2/西村優菜