【CPU選び】Ryzenはやめとけ?Core iシリーズではなくRyzenを選んで困ることはあるのか

多くの方が心配するのは、「Ryzenを買ったら、ソフトが動かないのではないか?」という点ではないでしょうか。結論から言えば、Ryzenを選んで「大失敗」するケースはほとんどありません。Microsoft Office、ブラウザ(ChromeやEdge)、動画視聴(YouTubeやNetflix)、写真編集(Photoshopの軽い作業)など、日常のソフトは両方対応しています。 なお一部、ネット上では「Ryzenはやめとけ、目当てのソフトウェアが動作しないことがある」といった声が囁かれてもいます。過去に、Ryzenの初期モデルで一部のソフトウェアが最適化されていなかったり、ドライバ(CPUを動かすためのソフト)の不具合があったことが原因でした。2020年頃の古いRyzenでは、Windows 11の互換性が限定的でもありました。 しかし2025年現在、最新のRyzenシリーズは問題をクリアしており「日常使いでRyzenを選んで困る」ケースは極めて減少しています。 ■Core iシリーズで使用していた古い周辺機器はRyzenでも動く? 日常使いで困る可能性がもっとも高いのは、周辺機器が古くなってしまい、Ryzenシリーズと上手く作動しないこと。たとえば、10年以上前のプリンターやスキャナーが、Ryzenのドライバと合わないケースが考えられます。 この問題点の根本は機器の古さのため、Core iシリーズを継続利用していても起こり得ることではあります。とはいえ「古い周辺機器を利用し続けたいが、パソコンも買い替えたい」場合に、互換性が極めて薄れる「Core iシリーズからRyzenへの買い替え」は、おすすめできません。 周辺機器の継続利用をもっとも優先するならば、同じシリーズのCPUを選ぶか、そもそも古い端末を利用し続けることをおすすめします。 ただし「100パーセント困らない」かと言えば、微妙な点もあります。2つの懸念点について、ご紹介します。 ■ゲームやクリエイティブ作業はRyzenでもできる? ゲームやアプリの多くは、Intel向けに最適化されているケースが多いです。近年はRyzenでもパフォーマンスの差は小さいものの、たとえばeSportsや配信活動においてはわずかな最適化の差が、活動に大きな影響を与える可能性があります。 特にIntel Core iは、シングルコア性能が高いため、FPS(一人称視点のシューティングゲーム)でフレームレート(画面の滑らかさ)が安定しやすい傾向にあります。たとえば、『Valorant』や『Fortnite』のような対戦ゲームで、Intelがわずかに優位になることがあります。 そのためこうしたゲームやクリエイティブ作業、配信活動などにおいては、わずかな最適化の差にも注意を払うならばCore iシリーズを選ぶ方が無難です。 もっともPCの用途がゲームや配信、クリエイティブ作業にある場合、性能面に強い影響を与えるのはCPUと同時にGPUです。CPUだけではなく、構成面、予算面での全体のバランスを考えましょう。もしかしたら家電量販店で相談する際に「ゲームメインで予算10万円以内」といった条件を伝えると、安価なRyzenとGPUの組み合わせという構成を勧められることもあるかもしれません。

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