【大阪杯】(阪神)昨年の覇者ベラジオオペラが好位内目から堂々と抜け出してレコードタイムで連覇を果たす|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

阪神11Rの第69回大阪杯(4歳以上GI・芝2000m)は2番人気ベラジオオペラ(横山和生騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分56秒2(良)。1馬身差の2着に4番人気ロードデルレイ、さらに1馬身差の3着に8番人気ヨーホーレイクが入った。

ベラジオオペラは栗東・上村洋行厩舎の5歳牡馬で、父ロードカナロア、母エアルーティーン(母の父ハービンジャー)。通算成績は12戦6勝。

レース後のコメント

1着 ベラジオオペラ(横山和生騎手) 「相変わらずのスタートの上手さで、欲しいポジションをしっかり取れて、4コーナーでは手応えが良かったので負けないだろうなと思っていましたが、今日は強い競馬を見せてくれたと思います。流れとしては十分読めていた流れでしたし、取りたいポジションを取れたので、ペースというよりはしっかりリズム良くこの子と走れたというのが、本当に一番の勝因かなと思います。(最後の直線は)気持ち良かったです。去年ここで初めてGIを勝たせてもらって、そのあとしっかりと結果を出せなかったので、またここから1からのスタートのつもりで今日は臨めて、しっかり結果で応えてくれました。本当に馬にも感謝の気持ちで一杯です。まだまだ良くなる余地も残していると思うので、本当に順調に、無事にいって欲しいなと思っています。また応援してください」

2着 ロードデルレイ(西村淳也騎手) 「素晴らしい状態でレースに臨むことができました。馬の能力が高いことはわかっていました。1,2コーナーの不利で1列後ろになってしまいました」

3着 ヨーホーレイク(岩田望来騎手) 「今日はゲートが全てです。ハイペースのGIともなるとこの一つのミスが響きます。3着でしたがゲートさえ出ていればと思います。そこに悔しさはあります。前走プラス20kgで馬体が緩い中で勝ってくれた中での今回だっただけに・・・」

4着 エコロヴァルツ(M.デムーロ騎手) 「向正面で右前の落鉄がありました。スタートは上手く出てくれましたが思ったより後ろのポジションとなりました。勝ち馬やジャスティンパレスを見ながら運んで直線に向いてからはジリジリ伸びていました。とても頑張ってくれました」

5着 ホウオウビスケッツ(岩田康誠騎手) 「楽に逃げていたらもっと違ったと思います。1,2コーナーまで力んでいましたが4コーナーからは自分の形でレースができました」

6着 ジャスティンパレス(鮫島克駿騎手) 「道中は、内目のロスの無い、いいポジションを取れました。3コーナーから4コーナーでは、内が開くのを待つよりも、勝負をしに外をまくり気味に動かしていって、脚を余さないような競馬をしました。イメージした通りの競馬ではありましたが、もうひとつふたつ工夫が必要だったかなと思います。2000mは必ずしも適距離ではないですし、すり合わせていかないといけないところがあります」

7着 シックスペンス(横山武史騎手) 「自分が思っていた以上にいいポジションを取れました。スタートを決めたいと思っていて、仕掛けることなく、想像以上に自然といいポジションが取れました。折り合いも問題無かったのですが、直線に向いてから全く反応がありませんでした。GIのきつい流れにガソリンが切れてしまったのかもしれません」

8着同着 ボルドグフーシュ(吉田隼人騎手) 「跳びの大きな走りをする馬で、内枠がどうかと思いましたが、前半はロス無く内から進めました。よーいドンでスッと反応できるタイプではありませんので、長い距離の方が良さそうです」

8着同着 コスモキュランダ(丹内祐次騎手) 「いい位置で競馬ができました。直線を向いて脚が使えればという感じでした」

10着 ソールオリエンス(松山弘平騎手) 「スタートはあまり出ませんでしたが、リズムを大事にさせてもらいました。4コーナーを回ってくるときはすごい脚を見せてくれました。ただ、GIで、相手も強かったですし、最後は少し苦しくなったと思います。返し馬から雰囲気が良く、さすがGI馬という乗り味でしたし、十分やれる馬だと思っていましたが、申し訳ない結果になってしまいました」

13着 ステレンボッシュ(J.モレイラ騎手) 「良いスタートを切って、前半は落ち着いて運べましたが後半はいつもの手応えがありませんでした。レース前にテンションが上がっていたことがあったのかも知れませんが、前2走とは違いました」

14着 デシエルト(池添謙一騎手) 「ゲートが開く直前にガタついて、そこで立ち遅れる形になりました。そこは仕方ないので、ゆっくり行こうと思い入っていきましたが、向正面で手前を替えた瞬間、一気にハミを取りました。そこで抑えこみましたが、上に逃げる形になり、これ以上抑えたらかえって危ないと思い、攻めた内容で、オーバーペースになりました。イメージと違った競馬で、勝負どころも速く、最後は疲れてしまいました。上手く乗れず申し訳ない気持ちです」

関連記事: