『モンハンワイルズ』エンドコンテンツは遊べるようになった?実績コンプ勢が改めてレビュー。改善への期待感、いまだ残る課題(Game Spark)

モニター解像度&リフレッシュレート:1080P 120Hz

画質:2タイトルとも推奨プリセットをベースに影などを1段階下に設定。

fps設定: 60fps制限、『モンハンワイルズ』のみフレーム生成ON

GPU: NVIDIA GeForce RTX 4070

素人意見ですが、直近の無印作品『モンスターハンターライズ(モンハンライズ)』ではキャラクターの影を汎用的なものにして処理を軽減させていたり、プレイヤーが視認するまでモンスター同士が争わなかったりと、"極力なくても良い部分は徹底的に削る"調整が見られました。

一方『モンハンワイルズ』はフィールドと拠点がシームレスに繋がり、バックグラウンドでもモンスター達が互いに干渉しあっているほか、モンスターの死体が時間経過で腐敗していく仕様も存在します。世界への没入感はシリーズトップクラスですが、"ゲーム性に寄与しない要素も入れられるだけ入れている"印象があり、まずは動作の快適性重視でもう少し加減して欲しかったところです。

既に実装済みの仕様を変更するのは難しいことが予想されますが、今後のアップデートでのCPU・GPU負荷の軽減対応が告知されているため、どこまで処理が軽くなるのか注目です。

正直なところ、筆者はタイトルアップデート第2弾の時点ではそれなりに不満を抱えていたものの、8/13アップデートやそれに伴うディレクターレターで見直した部分もあります。

同アップデートはゲームをより良くする、というよりはマイナスをゼロに近づけるためのものであった印象は否めませんが、『モンハン』シリーズ自体の面白さもあって"まだ見捨てるには早い"と感じました。


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"各フィールドの「アイテムBOX」設置"や"半強制的な水中戦に賛否があった「ラギアクルス」の水中戦無し版の実装"といった細かい不満への対処もしており、本記事で挙げたような改善して欲しい部分はまだありつつも、"タイトルアップデートが一通り配信される頃にはきっと直されているだろう"という期待はできます。

発売初期はエンドコンテンツ不足といったゲーム性の問題に加え、ユーザビリティや様々な仕様で過去作から不便になってしまっていた部分も多く、それらの対処に要したアップデート期間の長さも相まって本作から離れたプレイヤーは少なくないかもしれません。また、PC版に関してはゲーム自体に起因する不具合だけでなく、NVIDIAが配信したグラフィックドライバの不安定さなどの問題も同時に存在していたため、"そもそも遊ぶのに苦労している"人もいることでしょう。

まだまだ改善の余地はありますが、開発側もフィードバックレポートという形でユーザーの要望に耳を傾ける姿勢を見せているため、コンテンツの追加はもちろん、今後の対応も追っていきたいところです。

Game*Spark ケシノ

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