ハマスがイスラエルにロケット弾、ネタニヤフ氏「強力な対応」指示
[エルサレム/カイロ 6日 ロイター] - イスラム組織ハマスは6日、パレスチナ自治区ガザにおける市民の「虐殺」に対抗するため、イスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表した。
イスラエル軍によると、約10発の飛翔体が発射されたが、大半は迎撃に成功した。イスラエルのテレビ局チャンネル12は南部の都市アシュケロンにロケット弾が着弾したと伝えた。
同国の救急隊が投稿した動画には、車の窓ガラスが割れ、道路にがれきが散乱している様子が映っている。チャンネル12はアシュケロンの病院関係者の話として、少なくとも12人が軽傷で治療を受けたと伝えた。
一方、ガザの保健当局は、イスラエル軍の攻撃によりガザ全域で6日に少なくとも39人が死亡したと発表した。
ハマスのロケット弾発射後、イスラエル軍はガザ中部デル・アルバラの複数地区の住民に避難命令を出し、攻撃を警告。その後、先の飛翔体発射に使われたロケットランチャーを攻撃したと発表した。
トランプ米大統領との会談のためワシントンに向かっているネタニヤフ首相は、カッツ国防相からロケット弾攻撃について報告を受けた。首相府の声明によると、ネタニヤフ氏は「強力な」対応を指示し、ハマスに対する軍の集中的な活動継続を承認した。
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A senior correspondent with nearly 25 years’ experience covering the Palestinian-Israeli conflict including several wars and the signing of the first historic peace accord between the two sides.