岩井明愛の最新WITB “飛び系”5I、6Iと5Wのどれか1本を抜く 姉妹共通の中長距離戦略

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前情報◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)

米国女子ツアーのルーキーシーズンに姉妹優勝を挙げた岩井ツインズが凱旋帰国。海を渡って勝利をつかみとったバッグの中身、まずは姉・明愛から紹介しよう。

ドライバーはヨネックス「EZONE GT TYPE S」のターコイズブルーモデル。メーカー担当者によれば、明愛はどちらかといえば“つかまるクラブ”を好むそう。EZONE GTの他モデルではつかまり過ぎたので、標準よりつかまるようにセットしたTYPE Sに落ち着いた。従来モデルより曲がりが少なくなったのが大きな特徴で、安定したストレートドローを高確率で打てるという。ドライバーでお気に入りの点を本人に尋ねると「まず色ですね。好きな色で気分よく構えてティショットできます。弾道で言うと、風が吹いている中でも強い球で攻めていけるところを強く信頼しています」と教えてくれた。

フェアウェイウッドもヨネックス「EZONE GT」の3番D(14.5度)と5番(18度)。従来モデルより地面からのショットで7yd(!)ほど飛距離が伸びた。

ロングアイアンは“飛び系”の「EZONE GTアイアン」の5番と6番を、通常の3番と4番相当として用意している。この5番、6番と5番ウッドの3本から、コースによっていずれか1本を抜いて試合に臨む。このスタイルは妹の千怜も同じ。傾向として明愛は5Wを抜くこと、千怜は5Wを残すことが多いらしいが、基本的に個々の判断で中長距離を攻めていく。

5番からPWは「EZONE CB511 Forged」。明愛はアイアンもつかまり具合の高いものを好む。ほんのりグースネック形状のモデルで、イメージしたショットをやさしく打てることで米ツアーでパーオン率73.51%(13位)という高い数値を実現している。

岩井明愛のクラブセッティング>※練習日のため15本

ドライバー:ヨネックス EZONE(イーゾーン)GT TYPE S ドライバーターコイズブルー(9度) シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA(レクシス カイザ)-M(長さ45.5インチ、重さ50g台、硬さS)

FW:EZONE GT フェアウェイウッド(3番Dタイプ14.5度、5番18度) シャフト:REXIS KAIZA-M(重さ60g台、硬さS)

アイアン:EZONE GT アイアン(5番、6番) シャフト:REXIS KAIZA-i(重さ80g台、硬さS) アイアン:EZONE CB511 Forged アイアン(5番~PW) シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH neo(硬さS)

ウェッジ:EZONE W501 ウェッジ(48、54、58度) シャフト:NSプロ 950GH neo(硬さS)

パター:テーラーメイド スパイダー X カッパーホワイト スモールスラント パター

ボール:スリクソン Z-STAR XV ボール〈2025年〉

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