“タイプR・ハイブリッド”誕生か!? ホンダ新型プレリュードがタイプRサス×Honda S+シフトで魅せる!
2026年型ホンダ・プレリュードが、とんでもない進化を遂げるらしい! なんと、あの伝説の「シビックタイプR」のサスペンション技術を継承し、最新のハイブリッドシステムまで搭載。これはもう、「電動タイプR」と呼んでも差し支えないだろう。走りと快適性を両立させた、新時代のスポーツグランドツアラーの誕生である!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
【画像ギャラリー】新型プレリュードがタイプRの技術を継承! 何が凄いのか?(12枚)2017年型シビック タイプRで初めて採用された革新的なデュアルアクシス・フロントサスペンションが、タイプR以外のモデルに初めて採用される
ホンダは2025年7月24日、2026年型プレリュードを年内にアメリカで発売することを正式発表した。注目すべきは、その走りを支えるシャシー技術と、電動パワートレーンの進化だ。
まず、足回りには2017年型シビックタイプRで初導入された「デュアルアクシス・フロントサスペンション」を採用。これは従来、タイプR専用だった革新的なサスペンションであり、他モデルに搭載されるのは今回が初めて。これだけでもクルマ好きの胸が熱くなるポイントだ。
さらに、フロントにはブレンボ製ブレーキを装備し、ワイドトレッド化も実施。これにより、高いスポーツ性能と快適な乗り心地の両立を実現し、「グランドツーリング・スポーツクーペ」としての完成度が一気に高まっている。
ハイブリッド車とは思えぬ、「走る楽しさ」を追求した新型プレリュード。「Honda S+ シフト」は欠くことのできない技術だ
今回のプレリュードは、シリーズ初となるハイブリッドモデル。搭載されるのは、2025年北米カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したシビック・ハイブリッドと同じ「Honda 2モーターハイブリッド電気システム」だ。
さらに特筆すべきは、このハイブリッドシステムが「Honda S+ シフト」と初めて組み合わされた点である。これにより、リニアな加速感と繊細なドライバー制御を両立。スポーツカーらしい鋭さと、普段使いの扱いやすさを両立した、新次元の走行フィールを提供するという。
つまり、「電動タイプR」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスが、この新型プレリュードには備わっているのだ。
スポーツ性能だけでなく、環境性能も追求した新型プレリュードには、ホンダもかなり力を入れている
ホンダはすでに、2024年時点で北米販売の25%以上を電動車が占めるなど、電動化戦略を加速中。今回のプレリュードもその流れをくむ1台だが、注目すべきは環境対応とスポーツ性を見事に融合させた点だ。
しかも、ホンダは現在アメリカ国内に8つの主要生産拠点を持ち、販売車両の99%以上を現地で生産している。プレリュードもこの体制下で製造される予定であり、高品質な仕上がりが期待できる。
スポーツカー並みの運動性能とサルーン並みの快適性能を兼ね備えたモデルとして高い人気を誇ったプレリュード(3代目)
1980~1990年代のホンダデザイン黄金期を覚えているクルマ好きにとって、「プレリュード復活」は胸アツなニュースだろう。しかし今回の復活は、単なる懐古ではない。高性能な走行性能と電動パワートレーンを融合させた“進化形プレリュード”として、時代に合わせたGTスポーツカーとして再定義されているのだ。
「走りも環境性能も妥協したくない」「長距離も楽しく快適に走りたい」——そんな欲張りなドライバーの理想を叶えてくれる、これまでにない存在。それが、新型プレリュードである。