【中山GJ】(中山)エコロデュエルがGI初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
中山11Rの第27回中山グランドジャンプ(障害4歳以上・J・GI・芝4260m)は5番人気エコロデュエル(草野太郎騎手)が勝利した。勝ちタイムは4分50秒5(良)。8馬身差の2着に6番人気ネビーイーム、さらに2馬身半差の3着に4番人気インプレスが入った。
エコロデュエルは美浦・岩戸孝樹厩舎の6歳牡馬で、父キタサンブラック、母クラリネット(母の父Giant's Causeway)。通算成績は22戦5勝。
レース後のコメント 1着 エコロデュエル(草野太郎騎手)
「レース後は取り乱してしまいましたが、落ち着きました。ずっと勝ちたかったJGIを勝てて嬉しいです。レースでは集中力を切らさずに、この馬の良さを出せたと思います。気を抜くところがこの馬の良くないところなので、後ろを見ないでスタミナを出し切る競馬をしようと思いました。直線では、こんなに離しているとは思わなかったです。ターフビジョンも見ないで、最後まで追いました。最終障害は危ないところもありましたが、勝てて良かったです。今日はエコロデュエルのマックスを出せたと思います。JRAでもスクーリングの映像を流してくださったり、レースを盛り上げようという気持ちが伝わってきていたので熱いレースで応えました。これからも応援、よろしくお願いします」
2着 ネビーイーム(小坂忠士騎手) 「馬は目一杯走ってくれました。道中は今までにない手応えでした。バンケットだけ手応えが薄かったのですが、それはいつものことでわかっていたので、そこだけ促していきました。後半は馬の走りやすいポジションで、しっかり跳べていました。勝った馬と同じようなポジションにいましたが、勝ち馬が上がっていくときの手応えがすごすぎて、違いました。勝った馬に強い競馬をされてしまいましたが、普通なら最後に脚が上がるレースでありながら、最後しっかり伸びています。成長を感じました」
3着 インプレス(小牧加矢太騎手) 「向正面で手応えがありましたが、今日は勝ち馬の作戦勝ちというようなレースになってしまいました、向正面から急に速くなり、トップスピードになりましたが、それでも頑張ってくれました。ただ、勝ち馬が強かったです。追いかけたぶん3着になってしまいました。初めての大障害コースでも気になるところはありませんでしたし、弱点を埋められたので良い経験になりました。暮れを目指せるようにしたいです」
4着 ジューンベロシティ(森一馬騎手) 「途中の大生垣までは自分のリズムで運ぶことが出来て良かったです。ただ、勝ち馬にだいぶ早い段階で来られてしまい、勝ちに行くつもりで競馬をしているので、来られた馬に張っていったのですが、そのぶん最後はしんどくなって4着になってしまいました。最後までよく踏ん張ってくれた結果の4着だと思うので、頑張って走ってくれた馬に感謝したいです。ただ、悔しいです」
5着 マイネルグロン(石神深一騎手) 「脚元なのか、熱中症なのか、今の段階ではわからないです。4コーナーを回って直線に向いた時はエコロデュエルを差せるのではという手応えでした。ネビーイームと競りながら最後の障害を跳んでいけると思ったのですが、最後はもったいなかったです。なんとかゴールしてくれて馬にそこは助けられました。去年の2戦を課題にして、中間は調整を工夫してきましたし、スクーリングもしたことで、返し馬から程よいくらいの感じで気持ちが乗り、ちょうど良いメンタルで臨めました。飛越はパーフェクトでした。まだ7歳ですし、大事に至らないと良いですね。また、秋、冬に復活したいですね」
6着 スマイルスルー(高田潤騎手) 「2日スクーリングして、その効果もあり、パドックから返し馬、ゲート裏まですごく落ち着いて行けたかなと思います。スタートして、行きたそうな馬が何頭かいたので、馬のリズムを重視して、無理せずポジションはこだわらず行こうと思いました。ペースは流れていたのですが、それでも少し気持ちが入り過ぎてしまっていました。大障害コースも初めてですし、経験馬とはその辺りで差はありました。バンケットの下りもそんなに上手ではありませんでした。スクーリングでコースは入れてはいましたが、実戦はスピードが違いましたし、8の字のコーナリングであまりスムーズに行けませんでした。大生垣でだいぶバランスを崩してしまい、そこで馬の気持ちも切れてしまいました。人気もしていただけに、申し訳ない気持ちです」