【闘病】4歳娘を残し『死んでしまうかも…』 「乳がん」と「脳腫瘍」が発覚して

編集部: 病気が判明した経緯について教えてください。 ふじこさん: 左乳がんは、2023年8月に自分で胸に小さなしこりがあるのを発見したのがきっかけです。口コミで評価のよい乳腺科を探して、9月にそこを受診しました。 女性の先生に、触診とエコー検査をおこなっていただき、「7割ぐらいの確率で悪性だと思うから、針生検をやりましょう」と言われ、針生検を受けました。約2週間後に結果が出て、ステージIaの乳がんと診断されました。 編集部: 脳腫瘍もこのときにわかったのですか? ふじこさん: 乳がんと診断された病院で、「若いので、がんに特化した病院をお薦めします」と紹介状を書いていただき、大きな病院の乳腺外科を受診しました。 そこで、転移やがんの広がりを調べるPET-MRI検査をしたときに、たまたま右の前頭葉に2、3cm程の脳腫瘍があることがわかり、脳神経外科の診察を受けました。 ですが、こちらは経過観察をしながら、乳がんの治療が落ち着いた2024年3月に摘出手術を受けたところ、良性腫瘍と判明しました。 編集部: そうだったのですね。それぞれに自覚症状などはあったのでしょうか? ふじこさん: 乳がんに関しては先述の通り、ある日、左胸に小さなしこりがあるのに気がついたからです。「左胸にはあるのに、右胸にはない」それだけでした。脳腫瘍の自覚症状は、まったくありませんでした。 編集部: どのように治療を進めていくと医師から説明がありましたか? ふじこさん: 乳がんについては、最初は「部分切除の手術と放射線治療、ホルモン治療になると思う」と言われ、2023年12月に部分切除の手術を受けました。 年明けに手術の病理検査の結果が出て、断端陽性(手術後に、切除した組織の断片やその周辺にがんが見つかった状態)で、がんが思ったより広い範囲にあったために取りきれていなかったことがわかりました。 すると、放射線治療はせずに半年後に全摘の再手術をおこなうと告げられました。 編集部: 再手術を受けることになったのですね。 ふじこさん: はい。2024年8月に左乳房全摘と、腹部からの遊離皮弁法で同時再建手術を受けました。そして、2025年中には乳頭再建手術を受ける予定になっています(取材時)。 編集部: 病気が判明したときの心境について教えてください。 ふじこさん: 「自分は早く死んでしまうかも……。4歳(取材時)の娘はどうしよう」と思いました。そして、いつ死ぬか分からないから後悔のないように今を楽しもうとも思いました。

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