米ロ当局者、アブダビで協議-ロシア・ウクライナの交戦続く
Alberto Nardelli、Mario Parker、Olesia Safronova
トランプ米大統領が提案したロシアとウクライナの戦争終結に向けた和平案をめぐり、米当局者がロシア代表団との協議のためアブダビを訪れた。トランプ氏が和平案の進展に言及する一方、ロシアとウクライナは25日未明、相互に空爆を行った。
米当局者によると、ドリスコル米陸軍長官は24日夜、アブダビでロシア当局者と数時間にわたり会談し、25日にも協議を行った。ロシアのインターファクス通信によれば、ペスコフ大統領報道官は、この協議に関する報道についてはコメントする内容はないと述べた。
トランプ大統領はソーシャルメディアへの投稿で、ウクライナをめぐる合意に大きな進展があることを示唆。米国側が先週示した28項目の和平案にはウクライナや欧州の支援国が強く反発したが、ルビオ米国務長官とウクライナ当局者が23日にジュネーブで行った協議で、こうした反発はいくらか緩和されたもようだ。
トランプ氏は11月27日を期限に、ウクライナの和平案支持を求めていたが、ジュネーブ協議で一定の進展があったことを受け、米国は期限に関しやや柔軟な姿勢を示している。ただし、アブダビでの協議に詳しい関係者によると、米国は引き続き早期の合意を目指している。ドリスコル長官の会談については、CBSニュースが先に報じた。
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原題:US and Russians Meet in UAE as Moscow and Kyiv Trade Fire (1)
(抜粋)
— 取材協力 Aliaksandr Kudrytski
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