マンUが10季ぶりにアンフィールド攻略!! 王者リバプールはまさかの公式戦4連敗

[10.19 プレミアリーグ第8節 リバプール 1-2 マンチェスター・U]

 プレミアリーグは19日、第8節を各地で行い、マンチェスター・ユナイテッドリバプールを2-1で破った。敵地アンフィールドでの勝利は2015-16シーズン以来10年ぶり。一方のリバプールは公式戦4連敗となった。リバプールのMF遠藤航は負傷のためベンチ外となった。

 国際Aマッチウィーク明けのプレミアリーグ再開戦。互いに数多くの代表選手を擁するなか、試合は慌ただしい立ち上がりとなった。

 開始1分、リバプールはDFフィルヒル・ファン・ダイクとMFアレクシス・マック・アリスターがFWブライアン・ムベウモとの空中戦で味方同士交錯し、マック・アリスターが倒れたままプレーが続けられると、マンチェスター・Uが速攻をスタートする。こぼれ球を拾ったMFブルーノ・フェルナンデスが右に渡し、MFアマド・ディアロが縦にスルーパスを出すと、これに反応したムベウモが右足でネットを揺らした。

 ネットを揺らした時間は開始1分3秒という電光石火の先制点。マンチェスター・Uの選手たちが歓喜に沸く一方、リバプールの選手たちはマック・アリスターに心配そうに歩み寄り、審判にプレーを止めるべきだったと抗議していた。マック・アリスターはピッチ上で治療を受けた後、ヘッドギアを着けてプレーを続行した。

 なんとか取り返したいリバプールは前半21分、MFドミニク・ショボスライが縦パスを送り、中央寄りに絞っていたFWモハメド・サラーが縦に展開するとガクポがゴール左斜め前から右足ボレーシュート。だが、これは右ポストに弾かれる。同23分にはマンチェスター・Uにビッグチャンス。ディアロの折り返しにブルーノが右足ボレーで合わせたが、わずかに右へと外れた。

 さらに攻めるリバプールは前半32分、ガクポのクロスが相手をかすめてふわりと浮き上がり、またも右ポストに直撃。同35分にはFWアレクサンデル・イサクが背後に抜け出すが、シュートはGKセンネ・ラメンスに止められ、オフサイドの判定も下された。マンチェスター・Uは同40分以降、ブルーノのプレースキックで何度もリバプールゴール前を襲ったが、守備陣のクリアに阻まれ続けて追加点とはならなかった。

 後半も最初のビッグチャンスはリバピール。右に開いたサラーのクロスがエリア内のガクポに収まり、カットインから右足シュートを狙うも、またしても右ポストに直撃。ガクポはこの試合だけで3度右ポストに嫌われる形となった。

 それでも後半33分、リバプールが追いついた。MFドミニク・ショボスライの右CKのこぼれ球をDFフィルヒル・ファン・ダイクが拾い、途中出場FWウーゴ・エキティケがうまく収めると、MFフロリアン・ビルツがつないだボールをFWフェデリコ・キエーザがクロス。これを最後はガクポがワンタッチで押し込んだ。

 ところがマンチェスター・Uも後半39分、すぐに再び突き放した。ブルーノの左CKからムベウモが強烈なミドルシュートを放ち、ブロックされたボールが大きく浮き上がると、これをブルーノがダイレクトでクロス。これにボックス内で反応したDFハリー・マグワイアがヘディングシュートで押し込んだ。

 試合はそのままタイムアップ。マンチェスター・Uが10年ぶりにアンフィールドを攻略し、昨年11月に就任したルベン・アモリム監督体制で初の2連勝を飾った。一方のリバプールは前々節のクリスタル・パレス戦(●1-2)から欧州CLガラタサライ戦(●0-1)、前節チェルシー戦(●1-2)と公式戦4連敗となった。

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