ビットコインとイーサリアム、3週間ぶりの高値に上昇(CoinDesk JAPAN)

最近の主要な暗号資産における大きな上昇は、ソラナ(SOL)やドージコイン(DOGE)のようなアルトコインで起こっていた。ソラナは過去7日間で17%の上昇を記録し、ドージコインは25%の上昇を見せた。強気の論拠の中には、今後登場するETF(上場投資信託)や、これらの2つのトークンに焦点を当てる新しく設立された暗号資産トレジャリー企業が含まれている。 投資家の資金が他に移ったため、ほとんど忘れられていた二大暗号資産のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)であったが、どちらも米国時間9月12日午後に買いが入り始めた。 ビットコインは当記事執筆時点では、過去2時間で2%上昇して11万6600ドルとなり、イーサリアムは5%上昇して4650ドルとなっている。どちらの価格も、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長のジャクソンホールでの演説に続いた8月第3週の激しい動き以来の高値である。 その演説で、パウエル氏は予想外に、頑固に高止まりするインフレ率よりも弱体化する労働市場がより注目に値すると述べ、強硬な金融政策のタカ派からハト派へと転換した。 金利トレーダーはこれに迅速に反応し、9 月の利下げの可能性は「ややありそう」から「確実」へと変化し、議論の対象は25ベーシスポイントか50ベーシスポイントかという利下げ幅だけになった。 パウエル氏の発言から数時間で、ビットコインは約11万2000ドルから11万7000ドル以上に飛び上がったが、それもイーサリアムの動きに比べれば見劣りするものであった。 演説前に4300ドルを下回っていたイーサリアムは、48時間足らずで16%以上も急騰し、史上初めて5000ドルに迫った。 しかし、その数時間後には強気な動きは崩壊し、イーサリアムは演説前の価格まで下落、ビットコインは8月末までに10万7000ドルまで急落した。 来週ついに、待望のFRB会合が開催され、トレーダーたちは一様に、FRBが政策金利であるフェデラルファンド金利を25ベーシスポイント引き下げて4%〜4.25%にすると予想している。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin, Ether Catch Friday Afternoon Bids, Rise to Three-Week Highs

CoinDesk Japan 編集部

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