日本代表がPNC準決勝トンガ戦のメンバー発表。標高1600mでの試合、カギはFWのワークレート。

日本代表 2025.09.13

 アメリカ合衆国のコロラド州デンバーで9月14日(日本時間15日)におこなわれる「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025(PNC)」ファイナルラウンド準決勝でトンガ代表と対戦する、日本代表の試合登録メンバー23名が13日に発表された。

 先発フロントローは先週のアメリカ戦からルースヘッドPRのみ入れ替わり、PR(1)木村星南、H​​O江良颯、PR(3)竹内柊平という並びに。キャプテンLOワーナー・ディアンズとセカンドローでコンビを組むのはLOジャック・コーネルセン。バックローはアメリカ戦と同じくFLベン・ガンター、FL下川甲嗣、NO8ファカタヴァ アマトという布陣になった。

 ハーフBKはSH藤原忍とSO李承信のセット。後衛はアメリカ戦と同じ並びの左WTB長田智希、インサイドCTBチャーリー・ローレンス、アウトサイドCTBディラン・ライリー、右WTB石田吉平、FBサム・グリーンとなった。

 リザーブの構成はFW6:BK2で、アメリカ戦でノンメンバーのFLティエナン・コストリーが加わった。今大会で初キャップを獲得したHO佐藤健次、PR小林賢太、CTB廣瀬雄也らはベンチで出場機会を待つ。

 今回、リザーブでFWを通常よりも多い6名を配置した選択について、エディー・ジョーンズHCは標高1600mを越えるデンバーでの試合であることを考慮した、とねらいを語った。空気が薄い環境下での「FWに高いワークレートが求められる」ゲームで、「80分間、全員が戦い続ける」パフォーマンスを求めている。

 キャプテンのワーナー・ディアンズは、初対戦のトンガの印象を「フィジカルなチーム」と語り、その中で「自分たちは超速ラグビーをやりながら、特にFWパックはコンタクトの部分でフィジカリティを出したい」と対抗意識を示した。

<日本代表 トンガ代表戦(9月14日15時35分キックオフ@ディックス・スポーティング・グッズ・パーク)登録メンバー>※日本時間15日6時35分▼スターティングXV1.木村 星南(東芝ブレイブルーパス東京/175cm,105kg/26歳/3キャップ)2.江良 颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/172cm,106kg/23歳/3キャップ)3.竹内 柊平(東京サントリーサンゴリアス/183cm,115kg/27歳/17キャップ)4.ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ/195cm,110kg/30歳/22キャップ)5.ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/201cm,117kg/23歳/25キャップ)[C]6.ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ/195cm,120kg/27歳/13キャップ)7.下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/188cm,105kg/26歳/16キャップ)8.ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京/195cm,118kg/30歳/16キャップ)9.藤原 忍 (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/171cm,76kg/26歳/14キャップ)10.李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/176cm,86kg/24歳/22キャップ)11.長田 智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ/179cm,90kg/25歳/19キャップ)12.チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ/170cm,89kg/27歳/2キャップ)13.ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/187cm,102kg/28歳/32キャップ)14.石田 吉平(横浜キヤノンイーグルス/167cm,75kg/25歳/4キャップ)15.サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ/178cm,85kg/31歳/3キャップ)▼リザーブ16.佐藤 健次 (埼玉パナソニックワイルドナイツ/177cm,108kg/22歳/2キャップ)17.小林 賢太 (東京サントリーサンゴリアス/181cm,113kg/26歳/2キャップ)18.為房 慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/180cm,108kg/24歳/13キャップ)19.ワイサケ・ララトゥブア(コベルコ神戸スティーラーズ/193cm,120kg/27歳/4キャップ)20.ティエナン・コストリー (コベルコ神戸スティーラーズ/192cm,102kg/25歳/7キャップ)21.マキシ ファウルア (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/187cm,112kg/28歳/18キャップ)22.福田 健太(東京サントリーサンゴリアス/173cm,83kg/28歳/3キャップ)

23.廣瀬 雄也 (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/182cm,94kg/24歳/2キャップ)

C:キャプテン

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