川崎F伊藤達哉が怒涛の公式戦5試合連続ゴール、絶好調の要因は「たぶんひとつではない」
FW伊藤達哉
[9.7 ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎F 3-2 浦和 U等々力]
ゴールを決める雰囲気があふれ出ている。川崎フロンターレのFW伊藤達哉は公式戦5試合連続ゴールで合計6得点。「最近は連続して点が取れている。攻撃の選手の価値は何点ゴールをするか、何点アシストをするか。これからもっとやりたい」と力を込めた。
1-1で迎えた後半43分、PA手前までボールを運んだ伊藤は、右横に流しながら右足を振り抜いた。「相手のシュートブロックがうまく当たったのでラッキーだった」。縦回転のかかった弾道は鋭くゴールに突き刺さった。 8月16日のJ1第26節・アルビレックス新潟戦のゴールから公式戦5試合連続で得点を挙げている。その要因は「たぶんひとつではない」と自己分析。「いろんなことの積み重ねで今すごく自信がある」と振り返った。 伊藤のゴールが決勝点になるかと思いきや、中島翔哉のゴールで浦和レッズに追いつかれる。しかし、延長前半の序盤で再び伊藤がチャンスを作った。PA左で切り返しながら深い位置まで突破。相手のファウルを誘発し、PK獲得からFW宮城天の決勝ゴールにつなげた。 積み上げたゴールが、思い切りの良さにつながっている。「(PK獲得の)ああいうところで冷静でいれるというのはちょっと大きい。やっぱり最近点が取れているので焦りもない。最後のところで焦らずシュートを打てる」。身を以て正のスパイラルを実感しているようだ。 (取材・文 石川祐介)●ルヴァン杯2025特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中