ロシア、ウクライナ北東部スムイの国境に「安全地帯」を構築

ロシアは2日、ウクライナ北東部スムイ地域(写真)の国境地帯に「安全地帯」の構築を続けていると発表した。18日撮影(2025年 ロイター)

[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアは2日、ウクライナ北東部スムイ地域の国境地帯に「安全地帯」の構築を続けていると発表した。

ロシア国防省は声明で、「北方軍集団の部隊がロシア西部クルスク地域のウクライナ軍部隊の壊滅を完了した」と述べた。その上で、隣接するウクライナのスムイ地域の国境地帯に「安全地帯」の設置が続いているとした。

120万人以上の購読者を持つロシアの戦争ブロガー「トゥー・メジャーズ」は、ロシアがスムイの国境を少し越えた集落まで攻勢を展開していると述べた。

またロシア空挺旅団の指揮官は国営タス通信に対し、スムイで戦闘中のウクライナ軍の士気は低下していると語った。

ロイターはこの報道を検証できていない。

一方、スムイ州知事のオレフ・フリホロフ氏は、ロシアの緩衝地帯構築はほとんど成功していないとしながらも、国境にある4つの集落がロシアの攻撃にさらされ、「グレーゾーン」にあると述べた。

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