日本は非友好的、平和条約を協議する理由はない=ロシア大統領府

ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は8日、日本がロシアに対して非友好的な態度を示しており、日ロ平和条約締結の可能性について協議する理由はないと述べた。12月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov/File Photo)

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシア大統領府は8日、日本がロシアに対して非友好的な態度を示しており、日ロ平和条約締結の可能性について協議する理由はないと述べた。

日ロ平和条約は北方領土問題が障害となり、締結に至っていない。

ペスコフ大統領報道官は、日本の外務省が報告書で、北方四島の帰属問題を解決し平和条約の締結を基本方針としていることに関する質問に「現時点で日本当局との接触はない」と記者団に述べた。ロシアのウクライナ侵攻を受け、米欧などとともにロシアに対し制裁を発動したことに言及し「日本は、我が国に対する非友好的で敵対的なあらゆる措置にいち早く全面的に加わった」と指摘し、「実際の状況」と日本の対ロ制裁を踏まえると「交渉の可能性について話すのは難しい」と述べた。

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