市街地の学校に”サル”出没… カメラに校舎を壁伝いに走る姿 警察が行方追う 広島市

11月18日朝、広島市中心部にサルが現れ、学校の屋上にのぼるなどしました。サルは一度姿を消しましたが、午後に再び目撃されています。 広島市内の学校で、校舎を壁伝いに走る一匹の「サル」…。雨樋をつたって飛び降りると、姿が見えなくなりました。 警察によると、午前8時半ごろ、広島市中区上幟町で「サルがいる。民家の方へ逃げていった」と通行人から110番通報がありました。 約1時間後、サルは近くの学校に出没。 警察の規制線が張られるなど、緊迫した雰囲気の中、屋上にいるサルを捕獲しようとしたところ…。 ■職員 「逃げた、逃げた」 あと一歩のところで、サルは走り去っていきました。 ■久保田記者 「学校の校門から逃げ出したサルは道路を渡り、こちらの隙間に入っていきました」 学校の北側にある住宅街に逃げ込んだサル。警察官らが懸命に行方を追います。 市街地になぜ、突然サルが現れたのでしょうか。 ■福山大学生物科学科 石塚真太郎講師 「収穫されていないカキの実やクリの木だとか市街地にあるような食べ物を目当てに行くこともあるし、今回撮影された個体がオスだとするとニホンザルは秋が交尾期になるので繁殖のチャンスを探しながらオスが新しい群れを探している結果、山から離れたところに迷い込んだ可能性もあるかなと思います」 サルはどこから来たのでしょうか。 ■福山大学生物科学科 石塚真太郎講師 「ニホンザル単独で移動するオスは数十キロに及ぶ距離を移動することがあるので広島県の北側には山が深くつながっているし、そのなかのどこかから出て単独で移動しているオスがたまたま市街地に紛れ込んで現れたのかなと想像します」 ■パトカー 「この付近でサルの目撃情報があります。サルを発見した場合は通報をお願いします」 そして、下校時間と重なる午後3時すぎ。再びサルの目撃情報が…。場所は、午前中に見つかった地点から東に約100メートル離れた「縮景園」。 駆け付けた警察官がサルを発見しましたが、園内の茂みで確認したのを最後に、姿を消しました。ケガ人はいませんでした。 警察は、サルに遭遇しても目を合わせたり、エサを与えないでほしいと注意をよびかけています。 【2025年11月18日放送】

広島テレビ ニュース
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