中国の科学者が「暗闇で光る多肉植物」を開発、最長2時間カラフルに光り費用は200円程度
中国の華南農業大学の研究チームが「暗闇で光る多肉植物」の開発に成功しました。開発された多肉植物は明るい場所で光を蓄積し、暗闇で発光することが可能。最長発光時間は2時間におよびます。
Sunlight-powered multicolor and uniform luminescence in material-engineered living plants: Matter
https://www.cell.com/matter/fulltext/S2590-2385(25)00413-8Glow-in-the-dark succulents that recharge with sunlight | EurekAlert!
https://www.eurekalert.org/news-releases/1095392 研究チームは暗闇で発光する蓄光蛍光体粒子を多肉植物に注入することで暗闇で光らせることに成功しました。蓄光蛍光体粒子は約7マイクロメートルの大きさにそろえられており、多肉植物の組織内へ適切に広がります。技術的には粒子をナノサイズまで細かくすることも可能ですが、小さすぎると光が弱くなってしまいます。十分な明るさを確保しつつ、組織内に入り込みやすい大きさとして7マイクロメートルが適切だったというわけです。実際に暗闇で光る多肉植物を撮影した写真が以下。かなり明るく光っています。1つの多肉植物を光らせるのに必要な作業時間は10分程度で、人件費をのぞくコストは10元(約200円)です。研究チームはチンゲン菜などの植物でも同様の実験を試みましたが、多肉植物のみが適切な発光に成功したとのこと。
注入する蓄光蛍光体粒子の種類を変更すれば、赤・青・黄・緑など多様な色に光らせられます。また、1つの植物を部位ごとに複数の色で光らせることもできます。
蓄光に必要な時間は短く、LEDライトを数分間照射するだけで最大2時間光ります。また、処理から10日経過しても蓄光能力が衰えないことも確認されています。
研究チームは開発した技術を街路樹や室内装飾などに応用するべく研究を続ける姿勢を示しています。
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