まるで“宮殿”…なぜ犯罪組織に“良い職場”が?タイで日本人含む14人拘束
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タイで、特殊詐欺に関与していたとみられる日本人を含む14人が拘束されました。
まるで“宮殿”月400万円のアジト
拘束された日本人は4人。ほか10人も、さまざまなところから集まって来たようです。こんな状況でも、彼らに悲壮感はありません。
まるで宮殿のような建物。一体、いくつ部屋があるのか想像もできません。 ここが特殊詐欺の拠点だとすると、これまでとは何かが違います。逃げられないようにしたり、拷問したりしていた気配も感じられません。実際、カジノを楽しんでいたようです。
この豪華な住宅、賃料はひと月、約400万円。地元当局によりますと、1年ほど前から借りられていて、数カ月前に活動を始めていたことがわかっています。
その痕跡は、しっかり残っていました。 部屋には、警察官の制服のような上着などがあり、偽物の警察手帳などもありました。
手口は、日本語でマニュアル化されていました。
まずは、郵便事業者を装って、住所と氏名を確認。その名義で発送された荷物が違法なものだったなどと偽り、不安をあおります。相手が信じ込んだところで、警察官になりすました人物に変わって、「潔白を証明するためには送金が必要だ」とカネを要求する手口です。
通話中、より臨場感を出すため「接続されていないキーボードを叩く」といった演出まで記されていました。
タイとの国境にあるカンボジアのポイペト。 去年5月、日本人29人が拘束されるなど、これまでに外国人2000人以上が、特殊詐欺で摘発されました。
同じく、タイとの国境に近いミャンマーのミャワディ周辺でも、去年から大規模な摘発が始まっています。
ミャンマー軍は、『KKパーク』と呼ばれる拠点を強襲。周辺では、日本人を含む1万人以上が保護されたり、拘束されたりしています。
当局は、KKパークにあった600を超える建物を解体しました。
なぜ“環境よい職場”が?
東南アジアで相次ぐ摘発により、犯罪組織は拠点を変えざるを得ない局面を迎えていたのです。
タイ政府も、周辺国の詐欺拠点から相当数の関係者が入国してきたことを確認しています。
今回の豪邸も、そうした組織の新たな拠点だったのか。 建物は、1年ほど前から借りられていたという当局の情報とも、時期的に矛盾はありません。