シンプルがイイ! QWERTYキー付きのモノクロE Inkスマホ「Minimal Phone」

 Minimal Companyが開発した「Minimal Phone」は、最近珍しいQWERTYキーボードを搭載したスマートフォンだ。ディスプレーは電子ペーパーを採用しているという。その使い勝手を試してみた。

ミニマルデザインのシンプルな外観

 Minimal Phoneは2024年4月に海外のクラウドファンディングで公開され、2025年に入ってから出資者への製品送付が始まった。当初はブラックカラー(ONYX)モデルが発送され、春頃からホワイトモデル(PEBBLE)の出荷も始まった。今回レビューするのはホワイトモデルだ。

 本体の形状は上部側に4.3型(800×600ドット)のモノクロ E Inkディスプレーを搭載。暗所でも画面が見やすいように、フロントライトも内蔵されている。ディスプレー下にはタッチ式のナビゲーションボタンを搭載。SoCはMediaTekのHelio G99で、通信方式は4G対応、メモリー6GBまたは8GB、ストレージは128GBまたは256GB、microSDカードの利用も可能だ。

4.3型電子ペーパーを搭載

 背面はロゴのみというシンプルなデザイン。カメラは1600万画素を1つ搭載、隣にあるのはLEDフラッシュだ。バッテリーは3000mAhとやや容量は少なく、Qi方式のワイヤレス充電にも対応する。全体はシャープなエッジを持つスクエアなフォルムで統一されており、本体カラーとの調和によって、ミニマルデザインならではの洗練された美しさを際立たせている。

シンプルな背面デザイン

 本体左側には上からSIMカードスロット(デュアルnanoSIM/nanoSIM+microSDカード)、音量アップ、E Inkリフレッシュ、音量ダウンのボタンが並ぶ。リフレッシュボタンは電子ペーパー端末の構造上、画面に残像が残るためそれを消去するためのボタンだ。右側には指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが配置されている。

本体左側面

 本体サイズは約79×144.0×8.6mm、重さは165gとなっている。本体写真だけを見ると小ぶりに感じたのだが、実際に持ってみると一般的なスマートフォンより若干横幅が広いと感じた。参考までにアップルの「iPhone 16 Pro Max」のサイズは約77.6×163.0×8.3mmである。

本体右側面

 キーボードはそれぞれ正方形のキーが等間隔に配置されている。本体下部にはUSB Type-C端子と3.5mmヘッドフォン端子を備える。防水防塵は非対応。

35個の独立キーボードを備える

シンプルUIの利用が可能 キーボードのクリック感は良好

 Minimal Phoneは2つのUIが選択できる。1つはホーム画面にアプリアイコンではなく、7個のアプリが文字で表示されるモード。日本語にも対応しており、シンプルな使い勝手を提供する。なお、このモードからもアプリの起動は可能だ。

アイコンではなく文字でアプリを並べるシンプルなUI

 もう1つのUIは一般的なスマートフォンと同じ、アイコン表示だ。

一般的な表示

 プリインストールアプリはキーボード及びランチャーが独自のもので、それ以外はAndroidで標準的なものとなっている。Minimal Phoneのディスプレーはモノクロながら、スクリーンショットに一部カラー表示が見えるようにアプリそのものは一般的なカラー表示のまま、モノクロディスプレー下で動作している。

プリインストールアプリ

 キーボードは1つ1つが独立しており、キーとキーの間に隙間がある。そのため、BlackBerry端末のように指先をキーボードの上で滑らすように入力していくというよりも、親指を使って目的のキーを1つ1つ押していく、といった感覚で入力する。キーを押すときにぐらつきはなく、キーストロークもあまり深くない。初期出荷モデルでは日本語入力に難点があったが、最新モデルではGboardを使った日本語入力も可能になった。

キーの押し具合は良好

 キーボードを横から見る。傾斜のないフラットなキーが整然と並んでいる。

キートップはフラットだ

 キーボードにはバックライトもあるため、暗所での入力にも対応している。

バックライトを点灯できる

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