【虎将トーク①】阪神・藤川監督、検証作業「私が全部をするなら、コーチは要らない」「うちの場合は故障者がすごく多い」練習再開、熱弁また熱弁!

阪神・中野拓夢と談笑する藤川球児監督=甲子園球場(撮影・林俊志)

阪神が24日、リーグ戦再開に向けて、甲子園で全体練習。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り。

ーー4日間でリーグ戦再開に向けて整えていくというところか

「みんな、久しぶりに、自宅というか、本拠地でゆっくりと寝られたと思うので。移動もハードなスケジュールだったんですけどね。少し、ひと息ついて、またやってくれればな、と思いますね」

ーー頭部死球を受けた中野が練習に参加

「48時間が経てば、まあまあ大丈夫なので。そのテストがあるので、それを超えれば大丈夫というところですね」

ーーテストを経れば従来通りに動ける形になる

「その行程を経るまでは言えないですよね。『大丈夫です』と言って大変なことになりかねないので、それは何にも言えない。スポーツの世界が定めたルールですから、その範疇を出てから、またお話ができればな、と思いますけどね」

ーー実戦感覚を維持するためにシート打撃などを行う予定は

「要らないでしょ。全然、必要だと思わない。リーグ戦に戻って、(球宴までの)21試合に向けて準備を整えるという意味では、いい4日間ですね」

ーー湯浅は、くふうハヤテ3連戦のどこかで投げてから

「今(静岡遠征に)行っていますからね。その辺りは、休むというよりは、ボールが浮いていたので」

ーーパフォーマンス的な課題もあって、抹消となった

「疲労ですよね。疲労を考慮しての、リフレッシュ的なところはありますけど、岩貞を含めて、最後にボールが浮いていたので、打たれていたし。みんなが球場の問題でボールが浮いたとは、言い切れない。ファームの試合があるなら、投げた方が確認を取れる」

ーーそれを見て判断

「もちろん、そうです。どこで使うかを含めて上がる、上がらないは別にして、木下も状態は上がっていますから。全体として見ていますから。彼だけに頼っているということは全くないです。うちの場合は故障者がすごく多いので、元気な選手は限られていますから」

ーー岩貞に関しても同じ見解か

「岩貞も最後、スライダーが浮いて、これはみんなに言えたんですけど、ポンポンポンと打たれてゲームが終わるケースが多かったので。これはコーチたちが思うところもあるだろうけど、相手によるものなのか、自分たちのパフォーマンスによるものなのかは、各々が検証をしないと。僕が全部をできないですから。監督である私が全部をするなら、コーチは誰も要らないわけですから」

ーーブルペンは右投手が少ない

「本当に慎重に慎重を重ねて、選手としての成長、シーズンを通して使える投手にしないといけない。これは全員ですけどね。ローテーション投手から、リリーフを含めて、バッターも含めて全部ですけどね。悪いから消す、いいから出すというだけではなくて、いいものにしていかなければならない。リリーフに関しては石井のアクシデントがあってからは、想定より少し遅れていますけどね。安定期に入るのは、想定よりは遅れていますけどね」

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