Windows 11への移行は進んでいる? Windows 10/7終了時との明確な違い
パソコンSHOPアークは「構成が古すぎて11にアップグレードできないから、この機に一式新調するという相談はけっこうあります」という。多くのショップにはWindows 10のサポートが2025年10月14日に終了することを伝えるPOPやポスターが貼られており、十分な周知が行われている様子だ。 ただ、窓辺ななみの等身大パネルを各店に置いて終了日をカウントダウンしていたWindows 7のときのような、派手な告知は見当たらない。 あるショップは「そういえば(Windows 10自作パソコン応援キャラクターの)窓辺とおこは見かけませんね。まあ、11は10と近いUIですし、7ほどアップグレードを踏み止まる人が少ないから、そんなに頑張らなくても移行してくれるということなんでしょうね」と率直に語っていた。 そうした中で、Windows 10を現在も販売しているショップもある。TSUKUMO eX.では、DSP版のWindows 10 Homeを有線LANカードとのセット価格で9980円の特価を付けていた。 同店は「率直に放出特価です。ご自身で11にアップグレードすること前提で、トータル費用を抑えるために選ぶ人はそれなりにいらっしゃいますね」と話していた。 Windows 7とXPの頃と比べると、愛用していたOSを名残惜しむといった空気感は明らかに薄い。Windows 11への移行は滞りなく進みそうだ。
ギガバイトからは、同社の裏配線シリーズ「STEALTH」に属するRyzen 9000向けATXマザーボードが2種類登場している。AMD X870チップセットを搭載した「X870 AORUS STEALTH ICE」と、AMD B850搭載の「B850 AORUS STEALTH ICE」で、価格は5万3000円弱と4万3000円弱となる。X870 AORUS STEALTH ICEは、週末を待たずに売り切れるショップが目立った。 反響について、入荷したTSUKUMO eX.は「裏配線でかつ白一色で整えられます。この個性を気に入って指名買いする人はいらっしゃいますね」と話していた。裏配線の需要については「(裏配線のため)選択肢が限定されるので、最初から狙う人のみという印象ですね。店頭で比較検討する人は滅多にいないといいますか、孤高のルートという感じです」(某ショップ)という。 なお、同社からは通常配線でホワイトを基調にしたmicroATXマザーボード「X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE」も登場している。価格は3万8000円弱だ。
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梅雨が明けたアキバには、先々週から引き続いて新しい汎用(はんよう)ファンが投入されている。 先週登場したのはASUS JAPANの120mmファン「Prime MR120 ARGB」シリーズだ。ブレード側とフレーム外縁にARGB LEDを組み込んだデザインで、スタンダードブレードとリバースブレード、ブラックとホワイトのラインアップを用意する。価格は単品売りが2000円弱で、3個パックは5700円弱となる。 入荷したドスパラ秋葉原本店は「ユニークなライティングが目を引きますね。コストパフォーマンスにも優れていますし、まとめて購入するのにうれしい選択肢だと思います」と評価していた。
新しい120mmファンでは、Noctuaの「NF-A12x25 G2」シリーズも好調に売れている。1800rpmの標準タイプと、1100rpmの低速タイプに加え、相互の回転数を50rpm程あえてずらして共振ノイズを回避した標準2個セットもラインアップしている。価格は4800円弱と4800円弱、9000円前後だ。 2018年5月に登場して、高静圧ファンのブームを作った「NF-A12x25 PWM」の第2世代という位置付けで、“G2”は羽根に大きくカーブを付けた形状を採用している。2024年11月に140mmタイプが先行して登場しており、120mmタイプは満を持して売り場に並んだ格好だ。 入荷したオリオスペックでは、早速好調に売れているという。「高静圧で定評がありますからね。今後は徐々にG2に置き換わっていくのではと思います。真夏に向けてエアフローを強化したい人にお勧めです」と話していた。
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