Windows 11、メモリ8GB機で複数アプリを開く操作が最大40%高速に Microsoft社内試験
Microsoftは11月3日、メモリー8GBのWindows 11 PCで、複数のアプリやファイルを開く操作が最大40%速くなったと発表した。2026年1月時点のソフトウェア構成と比較した社内試験の結果で、特定の操作を連続して実行した際の所要時間を比較した。 試験では、Microsoft Edgeで20個のタブを開き、4K動画を再生。さらに大容量のWord、PowerPoint、ExcelファイルやOutlook、エクスプローラーを順番に開いた。先に開いたアプリやファイルは閉じず、すべての操作を終えるまでの時間を比較した。各操作の完了を自動で確認してから、次の操作に進む方式を採用した。 試験に使ったのは、8GBのメモリーと8コアのSnapdragon X Plusを搭載する「HP OmniBook 3」。同じ端末でWindows 11のOSビルド26200.7623と26200.9445を比較した。Microsoftは、あくまで特定の条件で得られた結果であり、PCの一般的な性能を示すものではないと説明している。実際の効果は端末や使用するファイル、同時に動く処理などによって異なる。 アプリのメモリー使用量も削減した。Edgeでは、使っていないタブを休止させるまでの標準時間を2時間から15分に短縮。Word、PowerPoint、Excel、Outlookでは、メモリー管理の効率化によって、4アプリ合計で360MBを節約したという。 WindowsやEdge、Microsoft 365などを組み合わせた別の試験では、複数のアプリを使った際の「コミット済みメモリー」の増加を最大900MB抑えた。これはOSがアプリなどに割り当てを約束したメモリー量を指し、物理メモリーの空き容量が900MB増えるという意味ではない。2026年9月に、メモリー8GBのPCで特定のOS・アプリ構成を使って測定した結果だ。 これらの改善を利用するため、MicrosoftはWindows 11のバージョン26H2、OSビルド26300.9818以降への更新を案内している。「設定」→「Windows Update」で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」を有効にし、更新を確認する。アプリの更新によって適用される改善もあるため、Edge、Microsoft 365、Teamsも最新版に保つよう勧めている。
なお、3Dモデリングや高度な動画編集、大規模なデータ処理など、負荷の高い作業には16GB以上のメモリーが有効としている。