不安な「個人情報」漏洩を防ぐiPhoneの便利機能! iOS 26搭載の新機能も紹介


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iPhone 16シリーズやiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxで利用できる「Apple Intelligence」は、文書の要約や画像編集などを支援するAIです。ただ「個人データがAIに渡るのでは」と心配する人もいるでしょう。 Appleはこの懸念に対し、「プライベートクラウドコンピューティング」という仕組みを導入しました。ユーザーがリクエストを送信すると、使っている自分のデバイスで処理可能かを判断し、必要な場合のみ暗号化された状態でクラウド処理に移ります。 全ての処理がクラウドで行われると思うと不安に感じる方もいるかもしれませんが、自分のiPhone上で処理されるなら安心ですね。しかもクラウド上でデータが保存されることはなく、Appleですらリクエストやレスポンスを閲覧できません。 生成AI「ChatGPT」を呼び出す場合も同様で、AppleアカウントやIPアドレスが送信されることはなく、履歴が残る心配もないと説明されています。 つまりApple Intelligenceは利便性と安全性を両立させたAIであり、プライバシー保護を最優先に設計されているのです。

iOS 26では、電話の安全性を高める「通話スクリーニング」機能が搭載されます。不明な発信者からの電話に対し、iPhoneが合成音声で相手の名前や用件を確認してくれるというものです。相手の回答が記録された後に呼び出し音が鳴る仕組みなので、安心して電話に出ることができます。 従来の「ライブ留守番電話」機能も便利でしたが、通話スクリーニングでは受話前に内容を確認できるため、さらに安心感が増します。警察や公的機関を装った詐欺電話、調査と称した勧誘などに悩まされている人にとっても、大きな助けとなるはずです。 iPhoneの機能を活用して、安心安全なスマートフォンライフを送りましょう。

ITライター・スマホ安全アドバイザー。スマホ、SNS、Webサービスなど、身近なITに関する記事を執筆している。初心者がつまずきやすいポイントをやさしく解説することに定評がある。中高生のスマホ事情にも詳しく、二人の娘を持つ母親でもある。

鈴木 朋子(iPhone・SNSガイド)

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