付き合いたての彼女が説得―AI生成コンテンツ利用の無料ゲームを開発者がSteamから削除(Game Spark)

RakuelのEero Laine氏は、Steamにて無料で配信中のじゃんけんカードゲーム『Hardest』を現地時間1月30日に削除すると発表しました。AI生成コンテンツをアセットとして利用していた本作ですが、「AIは悪い(AI is bad)」と気付いたことが理由だとしています。 【画像】アセットにAI生成コンテンツを利用しているという『Hardest』 無料配信中のじゃんけんカードゲーム 本作は2025年7月にWindows/Linux(Steam)向けに無料でリリースされたじゃんけんカードゲーム。ローグライクともされており、様々な効果のカードを場に出して3ポイントを獲得することで勝利となります。 またストアページではAI生成コンテンツを使用していることが開示されており、アセットに利用しているとの説明が記載されています。 「AIは悪い」のでゲームを削除すると発表 そんな本作を現地時間1月30日にストアから削除すると、1月11日にSteam上のニュースにてEero Laine氏が発表。掲載されているページのタイトルでは「AIは悪い(AI is bad)」としています。 同発表では数ヶ月間で制作したという本作について、大学で無料提供されるツールで無制限に画像を生成できたことからAI利用を決めたと説明。しかしその後に心変わりをしたLaine氏は「AIは実際には無料ではなく、経済と環境に大きな影響を与えていることに気付いた」ということや、「このゲームの存在を理由にして、一部のAI企業が自社への投資を増やそうとしているが、それは誰の利益にもならず勤勉な人々から経済資源を吸い上げている」などと主張しています。 そうして本作の存在を「全てのゲーム制作者とプレイヤーにとっての恥辱」とまで考えるようになったことから、Steamからのゲーム削除を決意したというLaine氏ですが、「付き合って1ヶ月の彼女が私に気付かせてくれた」と心変わりの理由を明かしています。 なおコーディングは全て同氏が自分でしているため、将来的にはAI生成ではないアセットを使って新しいゲームを制作するかもしれないということです。 『Hardest』は、Windows/Linux(Steam)向けに無料で配信中で、現地時間1月30日に削除予定です。

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