スターバースト銀河「M82」の輝く中心部 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測
こちらは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測した銀河「M82」のクローズアップ。 これがスターバースト銀河の中心部 ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した「M82」 おおぐま座の方向、約1200万光年先に位置する銀河です。 M82は、激しい星形成活動が起きているスターバースト銀河のひとつ。 天の川銀河の10倍という速いペースで星が生み出されています。 M82には、狭い範囲に大量の若い星が集まっている「超星団(super star cluster)」が100以上もあるといいます。 こうした若い星々の強力な放射と星風によって、M82では銀河風としてガスや塵(ダスト)が流出しています。 NIRCamの画像でも、有機化合物(PAH: 多環芳香族炭化水素)から放出された赤外線の検出を通じて、銀河風に流された雲の分布という形でその影響が捉えられています。 新たな星の材料であるガスを流出させてしまう銀河風は、激しい星形成活動を終わりに導く可能性があると考えられています。 この画像は、“ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の今月の画像”として、ESA=ヨーロッパ宇宙機関が2025年6月30日付で公開しています。 参考文献・出典 Image Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, A. Bolatto ESA/Webb - A starburst shines in infrared
sorae編集部
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