「スイッチ2」入手難に変化の兆しか!? ゲオ店舗の条件付き先着販売、7月26日に一部店舗で入荷を確認【実体験レポ】

任天堂

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任天堂の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」(以下、スイッチ2)が2025年6月5日に発売されました。発売前から人気が高まっていたため、公式ストアや取扱店では抽選販売を実施。運に恵まれなければ購入できない状態が続いていました。

この入手難は購入希望者に等しく降りかかり、ゲームクリエイターや業界関係者、また有名人であっても、抽選販売に落選することが多く、XなどのSNS上では手に入らない報告が長く相次ぎました。

そうした状況は今も続いていますが、状況に変化の兆しも訪れています。以前はほぼ全てが抽選販売でしたが、ゲリラ的に先着販売を行う店舗が出始めていたり、販売方式を変更する取扱店も現れています。

■スイッチ2の“購入難”に変化の兆しか

例えば、全国に約1,000店舗を展開するメディアショップ「ゲオ」では、7月中旬にスイッチ2の抽選販売を取りやめ、特定のユーザーに「購入権」を発行し、このクーポンを所持しているユーザーにのみ先着で販売するという形式に切り替えました。

クーポン発行の対象者となるのは、これまで行ってきたゲオのスイッチ2抽選販売に申し込み、しかし落選してきたユーザーです。つまり、落選してしまった希望者に絞った先着販売というスタイルです。

販売形式の形は取り扱いごとに様々ですが、このような「条件付き先着販売」も増えており、これまでアンバランスだった需要と供給に一定の変化が窺えます。

■ゲオの限定的な先着販売も、「入荷未定」が続く

ただし、条件を満たしているユーザーが「いつでも気軽にスイッチ2を買える」──というほどの好転は、まだ少し先の話になりそうです。

ゲオの例で言えば、クーポン発行後に予告した7月19日に各店舗で先着販売が行われたものの、以降の入荷は「未定」とし、入荷の気配がないままクーポンの期限が過ぎていきました。

筆者もスイッチ2の抽選販売にことごとく落ち続け、その回数は2桁に乗って久しいほどです。ゲオの抽選販売にも挑みましたが、全て落選。当然のように今回のクーポン発行の条件を満たしたため、限定的な先着販売に大きな期待をかけました。

■再チャンスに恵まれないまま、時間が流れて……

販売予告のあった7月19日は仕事の関係で店舗に行けずじまいだったため、以降の入荷に目を光らせるべく、動ける日は全て寄れる範囲のゲオに向かいました。

入荷を確認するため午前中に足を運んだり夕飯の買い物帰りに覗いたりと、可能な限りこまめに通いましたが、入荷に出くわすことがないまま1週間が経過。Xで検索をかけても、自分と同じような状況の人を見かけるばかりでした。

今回のクーポンが利用できる期間は、7月27日まで。しかし、初回のチャンスを逃して以降、クーポンを使える機会はなかなか巡ってきません。7月25日にも店舗を除きましたが、毎回見かけた「ご好評につき完売しました」を改めて眺めて終わりでした。

《臥待 弦》

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