伊藤涼太郎が開幕3戦連発!! シントトロイデンは日本人7人全員出場、松澤海斗&後藤啓介が新天地デビュー

[8.8 ベルギーリーグ第3節 シントトロイデン 2-0 デンデル]

 シントトロイデン所属のMF伊藤涼太郎が8日、ベルギーリーグ第3節デンデル戦でゴールを記録し、開幕3戦連発を果たした。伊藤は前半26分にもDF畑大雅へのスルーパスで先制のPKを誘発。2点に絡む大活躍で2-0の勝利に導き、今季2勝目に大きく貢献した。

 シントトロイデンはトップ下の伊藤、左SBの畑、ボランチのMF山本理仁、GK小久保玲央ブライアンが揃って先発。DF谷口彰悟、MF松澤海斗、アンデルレヒトから期限付き移籍で新加入の20歳FW後藤啓介が初めてベンチ入りした。

 序盤は一進一退の攻防が続いたなか、試合が動いたのは前半26分。左に開いた伊藤がスルーパスを送り、畑がペナルティエリア左に抜け出すと、ブレントフォードからローン加入のDFベンジャミン・フレデリックに倒されて転倒。PKを獲得した。キッカーは前節PKを成功していた伊藤ではなくFWアンドレス・フェラーリ。これを落ち着いて決め、今季初ゴールを奪った。

 そのまま試合は後半へ。するとシントトロイデンは開始直後、味方のロングフィードに山本が抜け出すと、ペナルティエリア際でDFリュク・デ・フジュロルと接触して転倒。そのまま一度はプレーが流されたが、VAR介入の結果、フジュロルには一発レッドカードが提示され、山本のランニングから数的優位に持ち込んだ。  すると後半8分、シントトロイデンはMFロベルト・ヤン・ファンウェセマールのクロスをMFイリアス・セバウィがファーサイドで落とすと、これに伊藤が反応。左足ダイレクトでゴールに蹴り込み、2-0とした。伊藤は開幕節から3戦連発。昨季は28試合出場で2ゴールにとどまっていたなか、早くも昨季の得点数を上回り、一昨季のキャリアハイ(27試合4得点)にもあと1点に迫った。  シントトロイデンは後半27分、すでにイエローカードを受けていた山本に代わって谷口を投入。右SBのDFルイ・パトリスがボランチ、DFレイン・ファン・ヘルデンが右SBに回り、谷口はCBの一角に入った。さらに同35分、フェラーリに代わって後藤を投入。後藤は加入発表からわずか1日でシントトロイデンデビューとなった。  後藤は投入直後の後半37分、右サイド攻撃にゴール前に飛び込み、滑り込みながらシュートを試みたが、空振り。それでも続く時間では前線で相手を背負いながらのポストプレーを見せるなど、ポジション奪取に向けてアピールしていた。  さらにシントトロイデンは後半アディショナルタイム1分、松澤も投入し、日本人7人が全員出場。今季長崎から加入した松澤はこれがベルギーデビューとなった。松澤は持ち味のドリブル突破で見せ場を作り、クロスから決定機も演出。だが、味方のヘディングシュートが枠を外れると、終了間際のシュートチャンスでは大きく枠を外れ、得点に関わることができなかった。  そのまま試合はタイムアップ。シントトロイデンは開幕2勝1分で暫定首位に立っている。●海外組ガイド●ベルギー・リーグ2025-26特集▶UEFAスーパーカップ「パリSGvsトッテナム」8/14(木)午前3:45~WOWOW独占生中継!8月購入なら月額換算1,591円でCL・EL 25-26シーズンパスを販売中!
データ提供:Opta※大会の公式記録と異なる場合があります

関連記事: