ロシア海軍の艦船、シリア基地を離れ沖合に停泊 安全上の理由か

ロシア海軍の艦船が、シリア西部の地中海沿岸都市タルトゥースにあるロシア軍基地を出発し、一部は沖合に停泊していることが衛星画像で確認された。9日撮影(2024年 ロイター/2024 PLANET LABS INC./Handout via REUTERS)

[ロンドン 10日 ロイター] - ロシア海軍の艦船が、シリア西部の地中海沿岸都市タルトゥースにあるロシア軍基地を出発し、一部は沖合に停泊していることが衛星画像で確認された。

艦船は12月6─9日の間に基地を出発したとみられる。アサド政権の崩壊を受け、安全上の理由からタルトゥースを離れ、沖合に停泊しているという報道を裏付ける形となった。

ロシアは数十年にわたりアサド政権の強力な後ろ盾となってきた。政権崩壊後、戦略的に重要な2つの軍事基地の安全を確保するため、反政府勢力との協定締結を急いでいる。

ロシアは沿岸都市ラタキアに大規模な空軍基地を、タルトゥースに海軍施設を有している。

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Investigative reporter specializing in using data analysis and open source materials to break news and expose wrongdoing. Written about police violence and failings of the U.S. justice system; business interests of Myanmar military family members; and the largely unregulated U.S. trade in donated human bodies. Honors include a Loeb Award, Scripps Howard Award, Shadid Award for Journalism Ethics and Goldsmith Prize finalist, among others.

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