“なぜ長岡花火・フェニックスを30分繰り下げ?” 最終新幹線の積み残し主因か プログラム変更の狙いは

長岡花火名物「復興祈願花火フェニックス」

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報じられたように「長岡まつり大花火大会」(長岡花火)の初日(8月2日)に、東京行き最終の新幹線に乗り切れない積み残しが発生しました。

“最終の東京行き新幹線に乗れない!” 積み残された人々は「城跡」で一夜を過ごす? 長岡花火大会で混雑

乗れなかった観客124人は、長岡駅近くの複合施設「アオーレ長岡」が急きょ開放され、そこで一夜を過ごすことになりました。

通勤電車並みの混雑となった東京行き最終「とき384号」は、予定の22時29分発から16分遅れでようやく出発。ホームに多くの人を残したまま東京へ旅立ちました。その後SNSでは様々な意見が飛び交っています。

主犯は「復興祈願花火フェニックス」の時間変更か?

復興祈願花火フェニックスを存命中に1度は見ることを念願としている人も多い。ライブ動画で見ても驚きの美しさ。

2日間に渡る長岡花火では、名物「復興祈願花火フェニックス」は昨年より30分遅い20時45分の打ち上げに変更。もともとフィナーレではなく終了約40分前に設定されています。

花火会場の信濃川河川敷から長岡駅までは通常徒歩30分程度ですが、混雑時は60分ほど見ておく必要があります。

長岡花火の日はここが歩行者天国に。左に新幹線(行き先別)、右に在来線(行き先向別)に列ができるよう誘導し、駅内では普段使わない通路も開放しJRは万全を期している。

駅前での待機や、入場制限による待ち時間をさらに30分ほど見込むと、移動に合計90分は見積もるべきです。

フェニックスの打ち上げは20時45分でしたが、当日は安全確認で遅れが出ており、理屈の上ではちょうどギリギリでした(最終「とき384号」は長岡22時29分発)。

ただし昨年はフェニックスが30分早く打ち上がっていたため、観客の帰宅ピークが3本ほどの新幹線に分散していたとみられます。今年はこの分散が失われ、最終「とき384号」に人が集中し積み残しが出たと考えられます。

なぜフェニックスを30分繰り下げたのか?

普段の長岡駅前の様子

この件では、東京とつながる新幹線を軸に見る東京のメディアの見方と、地元の視点はやや異なります。

平日は長岡駅前が賑わいの中心で東京からの出張客は主にここを見ていますが、長岡はクルマ社会。

リバーサイド千秋

土日祝日は、駅から離れた信濃川対岸のイオン長岡店やリバーサイド千秋がクルマでの来訪客で賑わいます。

クルマ社会を背景にした長岡花火の最大の懸案は、長岡インターチェンジに入るまでの大渋滞にあります。通常10分かからない道のりが、数時間かかることも珍しくありません。

引用 長岡花火公式サイト

現地の関係者に話を聞くと、フェニックス30分繰り下げの主眼は、長岡インター付近の渋滞緩和にあったといいます。

ところが素人目には、フェニックスの打ち上げ時刻と、花火全体の終了時刻を離した方が、鉄道利用者の分散につながるように思えます。この点は食い下がって尋ねましたが、詳しい機序までは聞き出せませんでした。

花火見学や長岡旅行の友 地元で人気が高い「江口だんご」

その後AIに20分以上かけて計算させました。

① フェニックス打ち上げを遅くすれば、発車時刻が決まっており長居できない新幹線利用の人は早めに花火会場を後にする率が出てくる。② その後の花火会場ではクルマ利用者の駐車場への移動などがスムーズになる。

③ 長岡IC入口ではピーク時の移動車両が約7%減る(※)

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