【なるべく週刊エモト】セ・リーグが1強5弱とは…このまま阪神を走らせていいのかね

阪神は13日のヤクルト戦に勝ち貯金は19に。中央は藤川球児監督

サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(77)がセ・リーグの5球団にハッパ。いうまでもなく阪神以外のチームに。まさかの1強5弱状態。これでいいのかプロ野球、と声を上げた。(構成・内井義隆)

--セがなんと

「1強5弱とはね。阪神は20以上貯金しないと安心できない、と言ってきた。ところが2位・巨人以下は貯金ゼロだもの。このまま阪神を走らせていいのかね」

--阪神も貯金19まで伸ばしています

「こうなった理由は何か。阪神は投打のバランスがとれて、他チームはバランスが崩れている。それ以外の何物でもない。なんといっても阪神にはケガ人が出ていない。当たり前のことを当たり前のようにやっているだけ。当たり前のことをできないチームの方に問題がある」

--なるほど

「その原因はどこにあるのか、考えないといかん。自主トレ、キャンプ、オープン戦と本当に強いチームをつくろうとしてきたのか。この時期にそれが見えてこないということは、欠陥があったということ。検証して、反省しないといかん」

--確かに

「球場にはイベント感覚の客もたくさん集まる。そこに安住していては先々、不安になる。魅力あるプレーとゲームをみせないと、そのうち、中身が伴わないことに気付かれて、客が離れていくかもしれない」

--わかります

「ちなみに、このままいくと、エモトの順位予想は的中ということになる。それはそれで、いいのだけれど」

--予想は①阪神②巨人③DeNA④広島まで当たっています。パも①日本ハム②ソフトバンクは予想通りです

「幸い、パは4位まで貯金があるしね。よくやっているよ。それにくらべても、セは…」

--はい

「予想など個人的なことは抜きにして、だ。プロ野球を面白くするのはグラウンドの選手たち。あくまでチームで順位を争っているのだから、阪神を追い上げないといかん。まさか、ろくに貯金がないままプレーオフで優勝しました、なんて、やめてほしいね」

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