【ボクシング】ダブル世界戦で「Lemino BOXING」初の有料生配信 井上尚弥の今後の試合も有料化方針
プロボクシングのダブル世界戦が5月28日に横浜BUNTAIで開催されると17日、主催の大橋ジムが発表した。WBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=が、同級8位のユッタポン・トンデイ(31)=タイ=と2度目の防衛戦を闘い、IBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(30)=大橋=が、同級1位のエドアルド・ヌニェス(27)=メキシコ=との王座決定戦で初の世界戦に臨む。
興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」の有料プラン「Leminoプレミアム」(月額税込み990円)で独占生配信されることも発表された。「Lemino BOXING」初の有料生配信となる。この日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで開かれた発表会見に出席したNTTドコモの齋藤武副社長(58)は「ドコモはこれからもボクシング界を、さらなる活性化を目指して応援を続けていきたいと思います。Leminoプレミアムに関しましてはいろんなスポーツ、エンターテインメントを扱っておりますけれども、特にボクシングはわれわれとしても注力している領域になります」と期待した。
NTTドコモの関係者によると、2023年4月12日にサービス名称を「dTV」から「Lemino」にリニューアルした当初から、ボクシング興行の生配信を有料化することを想定していたが、サービスの知名度向上を最大の目的として無料生配信を続けてきた。「2年間経って、ある程度認知も広がってきたっていう段階なので、基本的には今後有料化をしていく」と明かした。
NTTドコモがメインスポンサーを務める4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=の今後の試合も有料化していく方針だが、「試合の内容によって有料、無料のところは差が出てくると思います。世の中の状況もいろいろ踏まえた上で、総合的に判断していく。お客さまの反応だったりも鑑みながら」と説明した。
プロ戦績は武居が10戦10勝(8KO)、ユッタポンが15戦15勝(9KO)、力石が17戦16勝(11KO)1敗、ヌニェスが29戦28勝(28KO)1敗、井上が29戦29勝(26KO)。(尾﨑陽介)
下記はこの日発表された対戦カード。
▼メインイベント(WBO世界バンタム級タイトルマッチ)
王者の武居由樹(大橋)vs同級8位のユッタポン・トンデイ(タイ)
▼セミファイナル(IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦)
同級1位のエドアルド・ヌニェス(メキシコ)vs同級3位の力石政法(大橋)
▼セミセミ(日本スーパーフェザー級タイトルマッチ)
王者の奈良井翼(RK蒲田)vs同級1位の原優奈(真正)
その他アンダーカードを予定。