堂安律のチーム離脱に森保監督「遠征の前にフランクフルトから打診を受けた」

森保一監督

 日本代表森保一監督が現地時間8日、国際親善試合アメリカ戦の前日会見(9日・コロンバス)を行い、メキシコ戦後にチームを離脱したMF堂安律(フランクフルト)に言及した。  堂安はメキシコ戦に81分間出場した後、アメリカ戦が行われるコロンバスには入らず、チームを離脱。日本サッカー協会(JFA)によると、負傷などのアクシデントではなく「クラブの事情」としている。フランクフルトは今月12日の金曜日に、ブンデスリーガ次節のレバークーゼン戦を控えており、堂安の出場に向けて配慮したとみられる。  森保監督によると、堂安が1試合目を終えてチームを離脱することを決めたのは今回の活動期間中だったという。フランクフルト側からはアメリカ遠征の開始前の時点で離脱に関する打診があったが、メキシコ戦とアメリカ戦のメンバー起用を固めてから正式決定したという。  森保監督は「律のことに関してはこの遠征の前にフランクフルトから打診を受けて、話し合いをしていた。チームを離脱してクラブに戻すという部分は活動の前には決めていない」とし、「活動の前の時点で、選手起用のプランはもちろん構想にはあるが、活動が始まって実際に1試合目どう戦うか、2試合目にどう選手起用をするかは活動期間中に最終決定をした中で、1試合目の起用を最終決定した後に律をフランクフルトに戻す決断をした」と説明した。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集

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