開幕1カ月。大阪・関西万博で相次ぐトラブルの記事が読まれています。関係者の対応は
13日で開幕から1カ月を迎えた大阪・関西万博。国内外のパビリオンや全長約2キロの木造建築、大屋根リングなどを楽しむ人でにぎわう一方、トラブルも相次ぐ。一部海外館の建設費の未払いや安全面での懸念が発覚したり、天皇陛下のご装束をモデルが着用した十二単ショーへの批判を受けて主催者がお詫びしたりしたといった記事が産経ニュースで読まれている。
開幕前から建設の遅れが指摘されていた海外パビリオンを巡っては、建設費の未払いに苦しむ国内の施行業者の存在や、勾配がない屋上に雨水がたまったり、天井にたわみが生じたりしたなど、安全性が懸念される状況が産経新聞の取材で発覚した。
〈独自〉万博海外館で建設費2億円未払いか 突貫工事があだ、天井たわみや冷風機器故障も
SNS上では、日本の着物文化を発信するイベントに出演したモデルが、天皇陛下が即位礼や宮中祭祀でまとわれる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を模した衣装を着用したことへの批判が起きた。主催者の京都きもの学院京都本校はウェブサイトにお詫びを掲載した。
天皇陛下のご装束をモデル着用 大阪万博の十二単ショー 主催者「配慮至らず」お詫び掲載
大型連休中には「静けさの森ゾーン」にあるトイレの手洗い場で、洗面台5台のうち4台で蛇口から水が出なくなった。晴天に恵まれ、気温が上昇する中、来場者から「まもなく夏が到来する。不安に感じる」と不満の声が上がった。
センサー故障で水出ない、GWの万博「静けさの森」5台中4台の洗面台 不満の声も
万博の目玉の一つとされる「空飛ぶクルマ」にも、デモ飛行中に部品が落下し、機体の一部が破損するトラブルが生じた。
万博の「空飛ぶクルマ」デモ飛行中に部品落下、当面の運航中止に、原因を調査
万博の開催に伴い、無許可でタクシー営業をする「白タク」行為の横行が懸念されているライドシェアが普及する外国人旅行客は白タクへの抵抗感が少ないとされ、関係当局は大阪や京都の観光地でも取り締まりを強化している。