ザルツブルクMF川村拓夢 Rマドリード戦で感じた世界レベル 21歳CB「まるで幹というか木」
◇欧州CL 1次リーグ第7節 Rマドリード5―1ザルツブルク(22日・サンティアゴ・ベルナベウ)
ザルツブルクのMF川村拓夢(25)が、欧州CLでRマドリードと初対戦した。昨年6月に広島からザルツブルクに移籍したが、同7月に左膝の大けがを負って離脱。昨年12月に復帰し、同11日のパリSG戦で途中出場して欧州CLデビューを果たしていた。自身のCL第2戦は欧州王者のRマドリードが相手。0―5とされた後半37分からの途中出場で貴重な経験を積んだ。
試合後の川村のコメント
―今回のCL残念な結果にはなりましたが?
「そうですね、まず世界のトップクラスのチームと約10分間でしたが体感できたことは、これからの僕のサッカー人生においてすごく大きなものになるし、これを負けだけで終わらせたくないと思った」
―ベルナベウの印象
「本当にすごいですね。スタジアムの雰囲気もそうだし、このヨーロッパのサッカー文化の深さを感じました」
―印象に残った選手は?
「みんな隙を見せたら一瞬でやられますし、こっちに来て、特に縦が速いのを感じましたが、やはりレアルはもっと速いと感じました。ほとんど守備に回っていたのでマッチアップした相手選手はいなかったが、一度向かったセンターバックのアセンシオ※は若いのに体幹を感じた。まるで幹というか木というか」
※DFアセンシオは下部組織から昇格して今季売り出し中の21歳センターバック
―監督からの指示は?
「何もなかった。驚いたけど、ポジションだけで。しかし監督の求めていることは分かっているので、真ん中に入って走り回ってボールを拾うのが求められていることだと思う。これからももっともっと出していきたいと思う」
―負傷からの回復は?
「まだ1か月も経っていないが良くなっている。ただ監督も代わったし、英語からドイツ語に変わって何を言っているか分からないけれど、日本人的監督なので良く練習している」
―欧州での挑戦は?
「(今季は)残り5か月もないのでしっかりやっていきたい。監督にももっとよく見てもらってエゴも出していきたい」