イスラエル軍、レバノン南部に空爆 24人負傷=保健省
レバノン保健省は28日、南部の主要都市ナバティエにイスラエルの空爆があり、14人が負傷したと発表した。写真はイスラエルのネタニヤフ首相。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Shaul Golan/Pool via REUTERS)
[ベイルート 28日 ロイター] - レバノン保健省は28日、南部の主要都市ナバティエにイスラエルの空爆があり、24人が負傷したと発表した。
イスラエル軍は声明で、武器を輸送していたヒズボラの車両が標的だったと主張した。レバノンのミカティ暫定首相は、停戦合意違反だと非難した。
治安当局によると、攻撃は2回あった。ミカティ氏は、停戦監視委員会の委員長を務めるジャスパー・ジェファーズ司令官と電話会談した。首相府の声明によると、ミカティ氏はイスラエルが国際法に従い確実に停戦するようイスラエルに圧力をかけるよう求めた。
レバノン保健省は、イスラエル軍が26─27日にレバノン南部で少なくとも24人を殺害、141人を負傷させたと発表した。同地域では数千人がイスラエル軍の命令に反して自宅に戻ろうとした。
昨年11月27日に発効したイスラエルとレバノンのヒズボラとの停戦合意の下、イスラエルは26日までにレバノン南部から軍を撤収させ、レバノン軍が国境周辺地帯を管理することになっていた。
米政府は26日、停戦合意が2月18日まで継続されると表明。これに対しヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は27日、イスラエル軍の南レバノンからの撤収期限の延長を認めない考えを示した。 もっと見る
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